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2019-10-17

2019年10月20日(水)[晴れ][晴れ]  久しぶりに“湯ったり村”へ行こう


8時25分。数日前からの天気予報通り、昨日までのぐずついた空模様とは一転して、今朝の空は薄い雲が掛かっているとは言え、明るい日射しがその雲の上で出番を待っているように、素晴らしく明るいです。でも、朝の気温は既に10℃を下回っていて、かなり寒さを感じます。なるべく格好良く重ね着をしましたが、その上にウインドブレーカーを着なければなりませんでした。走りながらくしゃみの連続になりそうです。


海岸道路に出ますと、岸に近い所は白い波を見せていますが、沖になるほど深い青色の海は、表面静かで波が無く凪に見えます。と言うより走っていますと、背中から押されているように感じます。東寄りの風なんでしょうか。比較的快適にペダリングが出来ているのは、「な~んだ、そうだったのか!」郷津海岸にはもうサーファーが沢山、波乗りを楽しんでいます。その道に入らないと分かりませんね。「寒い海に入るって楽しいのかな?」


8時43分。家から約5kmでフィッシングセンターに着きます。時間が早い所為か、このシーズンは魚釣り遊びに向いていないのか。誰もいません。子供達も学校へ行っている訳ですしね。明るい空色と白い薄い雲の広がりとで、二分されている郷津の上空です。少しの追い風に後押しされて、西に向かって走っています。今日は思い切って国道8号線の車道を走ります。久比岐サイクリングロードは、トンネルや道幅の狭さなどで面倒です。


9時2分。有間川橋に来ました。国道に掛かる橋と、自転車道の橋と、ひすい線の鉄橋と、更に有間川の街並みに入る橋が、連なっています。街に入る橋は以前から架け替え工事をしていましたが、完成しています。地元の人達は安心でしょうね。ここから桑取り郷に入ります。すっかり薄い雲が少なくなって、スカイブルーの空から日射しが照りだしてきました。ウインドブレーカーを脱ぎます。10km一寸、緩やかな上り道が続きます。


右に左に川の位置が変わります。川の流れは、いつもより激しく音立てて、台風の豪雨の所為なんでしょうね。泥色の水です。今は水量が驚くほど多くはありませんが、流れの下になっていたであろうと想像させる、土手の草木は横倒しになっていたり、泥が被っていたりもしています。慌てないで急がないで、自分ペースでペダルを回していきます。赤とんぼが群れになって飛んでいます。二匹つがいになっているのもいます。秋の光景ですね。


9時20分。西山寺。13,5km。狭い道路が続くこの県道269号線に、珍しく駐車場が左手にあります。これくらいのスペースでしたら10台くらいの普通車が停められそうですね。一寸休憩して水分補給をします。駐車場の隅にコレも今では珍しくなった“公衆電話ボックス”があります。必要な人もいますよね。さて又行きましょう。右手の山肌からザアザア音立てて、小さい滝が流れ落ちています。西吉尾です。


道の下を潜って左手の桑取り川に流れているのでしょう。今日のボクの心には、こんな事さえ情緒に感じられます。木製の手作り感一杯の“道祖神”? を通り過ぎ、桑取り小学校跡です。この校舎どうするのでしょうか。もう無人になってからかなり年数がたっているように思います。時代の変化って悲しい気がします。虫の声が沁みます。10時5分。21,3kmで湯ったり村に到着しました。あまり駐車場には車が並んで居ません。

山懐に抱かれるように静かに佇む温泉施設です。サンサンと降り注ぐ日射しが嬉しいです。


看板の前の素朴な長椅子に腰を下ろして、日向ぼっこみたいに日光の光の中で休憩です。一口羊羹を口に入れて、ボトルの水を体に補給します。辺りを見渡しますと、川べりの木がもう赤く色づいています。桜の木でしょう。これから紅葉の秋が始まるんですね。そう言えば玄関入り口に通じる小さい橋の欄干部分に、稲が天日干し状態に下げてあります。


演出なんでしょうね。10時20分。今日は、湯ったり村の建物の中には入らずに、Uターンします。横畑集落の角にある観音堂は“馬ごと”と言う珍しい小正月行事で、有名なんだそうですね。稲作に馬が大切な位置にあったのでしょう。来る時上ってきた分、帰路は下ります。標高約210mの湯ったり村から標高8mまで下る事になります。それでもずっと下りっぱなしでもなく、時々上り坂もあって、下り脚になっている体には応えます。


何だかんだといっている間に、10時47分。谷浜保育園につきました。園児達が外で遊んでいます。その甲高い賑やかな声が、ボクの所の道まで十分届いてきます。気持ちが和んできます。先生達に「ご苦労様。ありがとう」と言いたい気持ちになりました。ここから右折して、谷浜公園に向かおうかと思います。上り坂に再び(わざわざ)挑みます。以前みたいに時間を気にする訳ではありませんので、自分ペースでのペダリングです。


上り詰めますと“ドッグラン”スペースには人が3~4人いますが、犬は1匹しかいません。子供の遊具が置いてある広い芝生のグラウンドには、10名近くの親子?さん達がいました。今日いる子供達って学校はお休みなんでしょうか。ぐるっとグラウンドを半円を描くように進みますと“海の見える丘”への道になります。1m幅位の舗装路が、最も高い見晴らしの良い所まで、自転車で行かれるようにしてくれています。今日も最高の景色です。


10時58分。33,9km。青い海の広さ。国道8号線の全国に続いている大切な動脈。そしてその手前に平行して走る“ひすい線”の鉄路。今、丁度その線路を、一両の電車がジオラマのように、糸魚川方面に走って行きました。見飽きないずっと見て居たい景色です。斜面の下の芝生には、カップルが車から長椅子を出して向かい合い、真ん中のバーベキューをつつき合っています。実に効率の良いアウトドア&デートですね。うらやまし~!


ボクは家に帰ります。郷津海水浴場では、未だサーファーが海で遊んでいるますが、もう上がって車の所で着替えをしている人も居ます。今、喧噪の季節が終わって、でも荒涼とした季節でもない、海岸の風景ですね。11時45分。45,1km。無事帰宅でした。なんてお日様って、人を良い気分にしてくれるのでしょう。うっすらと汗ばんでいます。軽い疲労感を感じながら、お風呂に体を沈めました。



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