SSブログ

2024-04-04


2024年4月3日(水) [曇り] [曇り] 脚ならしその2


今シーズン2回目のライドです。今日は午後から雨の予報が出ています。薄暗い景色の中、8時30分。家をスタートしました。晴天と違って景色がさえませんし、気持ちも乗りにくいですね。今日もシーサイドコースにします。そしてお供は再びランドナー君です。楽ですねえ。タイヤが太い分、振動が体に伝わってきませんし、直進安定性が抜群です。


坂道コースでなければ、ずっとこれでも良いかな?港町1丁目の街並みから、船形をしている佐渡汽船の建物へ。そうだ、裏側を見てみましょう。岸壁が一部地震で破損したと言うニュースを見ました。金網の柵で仕切られて居て、これ以上入れない所まで自転車で近付きます。工場を思わせる大きな重機が頭の上にあります。力強さを目の当たりに・・。


地割れのような箇所は見つかりません。もしかしたら違う場所かも知れないですね。佐渡汽船の建物の裏側を走り抜けて、県道468号(大潟上越線)へ戻りました。港町を過ぎると、高崎新田です。以前から風車があったのですが、今は抜かれて無くなりました。その“風車公園”に入って見る事にします。白い小粒の砂利が敷き詰められた遊歩道です。


舗装路ではないのですが、しっかりとプレスされた道は、ランドナーくんには抵抗なく走れる道です。海が見下ろせる小高い台地に上がります。平らに整地された広場は、子供達を遊ばせるには最高の環境です。緑の草原には“ヒメオドリコソウ”がびっしりと咲き競っています。ボクは、可愛い名前ほど美しいと思わないのですが、生命力が強そうです。


8時40分。黒井。4,1km。けたたましい複数のサイレンの音が聞こえてきます。緊急車である事は分かるのですが、消防車かパトカーだか分かりにくいですね。どんどん近づいて来るのですが、車の姿は見られません。県道468号なのか、それとも国道8号なのか分からないまま、海岸通りと県道468の中間に位置する、新しい道を入ります。


(後で分かった事ですが、事故のためのパトカーだったようです)この頃ほとんどこの道を走っています。“やちほ保育園”だとか“八千浦交流館はまぐみ”等の公共施設もありますが、車の数も少ないし、適度な上り下りや緩やかな道のカーブも、そして綺麗な舗装路の感触も楽しめて、快適です。左側が海側ですが、防風(砂)林の松林が続いています。


8時50分。夷浜。5,6km。その松林で古い立木を伐採している作業員さん達がいます。そしてその辺りには、小さい松の苗木が整然と植えられていました。新しく世代交代をしているのですね。ありがとう。ご苦労様です。今日の最高気温は17℃位になると言う事ですが、朝から最高気温になる訳でないので、今は未だ風が冷たいです。


先週、走っている所為か、何だかペダリングがすごく快調です。9時20分。鵜の浜温泉。12,86km。未だ目を引くような鮮やかな花が、あまり見当たりませんが、時折、家の庭から濃いピンクの花をつけた木が見えるのは、“花梅”“花桃”辺りでしょうか。今、ホテル前の道端に水仙の薄黄色い花が、冷たい空気の中で咲いています。


ひたすら気持ちよく走っています。気が付いたら、右手前方にかなり大きくMt, 米山が、見えています。山頂付近にだけ雪が被さって、山襞が見える位です。9時45分。19,32km。柿崎駅に来ました。駅のホームが見える所まで来て、休憩します。静かです。カラスが鳴きながら飛んで行きました。遠くでウグイスの声も聞こえてきます。初耳です。


駅のホームの向こうは、海なのでしょう。かすかに波の音が聞こえてきます。さあ、どうしようかな?この先は・・。次は米山駅だね。未だ降り出しそうもないし、行きましょうか。柿崎市街を抜けると米山駅までは、国道を走る事になるので、少し考えてしまいます。街外れから国道との合流地点は、結構な坂道になっています。海抜が上がって来ます。


左手のガードレール越しに、海が見えて来ました。波打ち際の岸まで見えたのは、今日初めてです。池のように、ほとんど波が無い位、静かな日本海が見えます。風がないんですね。で、分かったゾ!何で、今日は脚の調子が良かったのかが・・!どちらかと言うと、南風寄りなのかもしれない。そんなにボクが健脚な訳、無いものね。ナ~ンだ。


国道は緊張感がありますが、今日のこの時間帯は、比較的車の通りが少ない気がします。特に大型トラックが・・。それなりの起伏を乗り越えて、ついに10時15分。25,72km。米山駅に「到着~」  昨年も確か来ていると思いますが、今日も静かな駅付近です。駅ホームと線路越しに見える、真っ青な海を、写真に収めたのを覚えています。


今日の海は灰色に沈んだ色で、あまり美しくはありません。突然「10時19分発・信越線長岡往き列車が、只今柿崎駅を発車いたしました」の案内放送が、ホームスピーカーから流れてきました。思わぬチャンスに「これは写し込まなければ・・」と、偶然のタイミングに少し心をときめかしたものでした。自転車の位置決めをして、その時を待ちます。


「間もなく信越線長岡往き列車が入ります。ご注意ください」の放送。「ご注意ください」と言っても、ホームにはどなたも居ないようです。来ましたよ、向こうから。障害物なしで駅に入って来る電車が見られるのって、そんなにどこでもある景色ではない気がします。少し離れた所からの一枚と、もう少し引き付けてからの一枚とで、二枚撮りました。


列車は2両編成で、乗客の姿は、まばらにしか見えません。間もなく列車は笠島駅へ向かって発車して行きました。米山駅ではどなたも下りられなかったのかな?電車が行ってしまった後のホームには、足が不自由そうな老女が一人、ゆっくり歩いていました。心に残る風景のような気がします。ボトルの水と一口羊羹をお腹に入れて、さあ帰ります。


道路の起伏と言うのは、下りだけでなく当然上りもある訳で、柿崎への戻り道も頻繁にシフトレバーを使用して、疲労を軽減するように走りました。通常なら帰路は完全に向かい風になる所ですが、今日は無風状態で、むしろ僅かに追い風ではないだろうか、と思われます。ラッキ―! 順調・快調・楽しい・素晴らしい。来た道の景色が後ろに飛びます。


柿崎・上下浜・大潟・土底・犀潟・黒井・港町。お~凄い。午前中に我が家に戻れそうです。途中、土底から海岸線に出て見ました。もう通行禁止のシーズンは終わったようで、車も自転車も走る事が出来ます。が、路面が砂に覆われている所がありますので、そんな所では素直に自転車から下りて、押した方が良いですね。ボクの過去の経験から絶対です!


痛い思いをした経験です。11時52分。51,04km。雨にも見舞われずに、2回目の体ならしランは、無事に終了しました。次回にはお花が見たいものです。




nice!(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0