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2023-05-20


2023年5月18日(木) [晴れ][晴れ]  この春未だ行ってなかった・・


晴天に恵まれています当店の定休日。今日も通常の“晴”なんてものではない位の、最高気温31℃と言う真夏日の快晴予報です。未だ5月だというのに・・。ボクにとっては寒いより、どれ程有り難い事か!ですが。「逆に“熱中症”にご注意を・・」と、警告の放送がやたら流れてきます。そうかな?注意しなければ体がおかしくなるのかな?ボクは今まで、熱中症にはっきりとかかった事は無いと思っていますが・・。注意をしましょうか。


11時25分のスタートです。夏物の長袖アンダーに半袖ジャージと、ロングタイツです。風も北風3m/hは吹くと言いますので、海に一番近い港湾道路を走ります。追い風になるからです。そして火力発電のある、人工島の取り付け道路と成っている、海岸道路に入りました。今日の行き先は“猿毛”です。柿崎区のはずれ、Mt.米山の裾野にひっそりと肩寄せ合っている小さな集落です。数年前からここの景色の虜になってしまいました。


人家のない海岸道路ですが、それでも野に咲く花が日射しを浴びて、春を謳歌しています。ボクの知っている花は“浜昼顔”と“ガザニア”くらいです。発電所のある人工島には大きく“INPEX”と書かれたタンクが2基と、ピカピカと強い光を発している電球のついた太い煙突が威容を放っています。この光はかなり強力なので、遠く名立辺りからも見えます。調べてみますと『白色航空障害灯』と言うもののようです。・・・


『カメラのフラッシュのように閃光を発する航空障害灯で、中光度と高光度の物があり、60m以上の煙突・鉄塔で昼間障害標識を設置しない場合に、中光度の白色航空障害灯の設置が義務付けられている。150m以上の煙突・鉄塔には高光度の白色航空障害灯が設置を義務付けられている。超高層ビルには白色航空障害灯は設置しない。』と言う事が分りました。・・・ 海を見ながらそして背中を風で押されながら、快適に進みます。


沢山の車が停まっている所に来ました。釣り場なんですね。人工島を守るように突き出た堤防上で、沢山の釣り人達が釣り糸を下げています。今何が釣れるのでしょう。駐車場の場所から更に先へ行きますと、海岸が砂浜になって、そこでは磯釣りの人達が海に向かってほぼ等間隔に並んで居ます。やはりお互いに、糸が絡まないように立つ位置を考えているのでしょうね。景色としても美しいなと思いました。“大潟漁港”があります。


波消し防波堤に囲われた小さな漁港ですが、何艘かの漁船が停泊しています。今まで気が付きませんでした。海の景色を堪能した後は、内陸です。この海岸通り4,6kmでした。県道129号線(通称 犀潟柿崎線)です。今度は人家の庭の花が、それぞれに自己主張をしています。春は全ての生き物が力一杯育っていくんですね。適度なアップダウンと、直線道路ばかりではないこの道です。飽きる事なく柿崎中心部に来ました。住吉町交差点。


19km。右折して国道8号線へ向かいます。街中なのにここは又、キツ目の坂道です。旭町交差点を直進して、いよいよ県道25号(柿崎小国線)です。今しがた12時を過ぎました。少しお腹が空いてきたようです。下小野までは人家が続いていますし、道幅も広くありません。もぐもぐタイムを取る場所はありません。下小野のY字交差点を左手に入ります。グッと静かな田園地帯の風情になります。人家より田畑が多くなりました。


田圃には植えられたばかりと思われる早苗が整然と、緑の穂先を風になびかせています。張られた水の上に5~6cm程顔を出している稲の赤ちゃん達です。背中が段々温かく?(暑く?)なってきました。サイクリングには良いお天気過ぎるのかな?ボクは体に応えているとは感じていませんが・・。米山寺の信号を通り、圓田神社・楞厳寺等を目にしながら、やがて上中山入り口に着きました。入り口付近では道路工事中でした。


13時8分。27,3km。いよいよ左折で猿毛への道になります。今日一番の坂道です。かなり気温が上がっています。今が30℃なのかもしれないぞ!柿崎川浄水場の前をゆっくり進みます。日陰を探します。道の反対側には道路半分位迄の木陰があります。反対側に自転車を寄せて、坂の途中ですが休憩を入れる事にします。ヤレヤレ!舗装路に尻をついて、水分補給と遅まきながらのおにぎりタイムにします。お~おう、うまい!


坂道の途中の休憩は、やはり落ち着かない姿勢です。平らな所が見る限り未だ無さそうですし・・。背中は汗ばんでいますが、顔や頭などには流れるほどの汗は出ていません。汗かきの人から見れば「うらやましい!」と言われそうですが、逆にそれほど寒がりやなんでしょうね。お腹に力が入ってきました。ヨシ、参るぞ。少しの休憩でも疲労が回復しますね。それともお腹へ入れた食べ物から力が出てくるのでしょうか。脚も軽くなりました。


ペダリングが凄く楽になりました。一瞬かも知れませんが・・。田植えの終わった棚田の水鏡が、向こうの尾神岳を映して、美しい日本の春の景色を作っています。イイね~!ゆっくりとしか走れないこんな坂道ですが、ボクにとって実に幸せな良い時間です。“上中山小学校跡”の石碑を見たり“馬頭観世音”の石碑を見たりしながら、進みます。・・・ 『馬が移動や荷運びの手段として使われることが多く、これに伴い馬が急死した


路傍や芝先(馬捨場)などに馬頭観音が多く祀られ、動物への供養塔としての意味合いが強くなった。「馬頭観世音」の文字だけ彫られた石碑は、多くが愛馬への供養として祀られたものである。』だ、そうです。 ・・・ 楽しんでいる内にやがて、猿毛の集落が見えてきました。集落の入り口に並ぶ石仏達も、以前と変わらずに並んでいて、ボクを出迎えてくれているようです。集落の真ん中を流れる猿毛川の今日は、流れが静かです。


水量が極端に少ないです。何か物足りない気持ちになりますね。水田に使われているためでしょうか。いつもなら集落の真ん中をゴウゴウ・ザーザーと音立てて、渓流の趣なのですが、今日は静かに小川のように温和しく流れています。この辺りは田圃ではなく畑が広がっています。手前の畑には沢山の花の畝(うね)が並んで居ます。以前聞いた時には「除虫菊ですわね。内田和漢薬から依頼されて作っているんですよ」って、言ってました。


かなり大きく成長した茎になっていますが、未だ花の部分はつぼみ状態です。稲も早狩りして、薬用として出荷している話を聞いた事がありました。色んな生活があるんですね。いつものように、集落の中心にある公民館のような建物の前に到着です。バス停にも成っています。13時28分。29,7km。建物の入り口を良く見ますと、“営農組合サルゲ”の看板が掛けられています。昼休み時間の今は、誰一人外には出ていません。


自然の音だけの世界です。川の音、林を抜ける風の音、セキレイ?の鳴き声。暫くこの空気の中に浸ります。風も音からして3m/h位ありそうです。帰りが一寸心配。朝から出ていれば、この先“水野”までいくかも知れなかったのですが、今日はこれで帰る事にします。下ります。下り始めて実感するのですが、舗装路の荒れですね。冬の除雪の所為でしょうか、路面からの振動が、かなり手に体に響いてきます。快適ではありません。


スピードを緩めます。向かい風なので、あまりスピードが出過ぎる事もないのですが、更に慎重にコース取りをしながら下ります。来た道を戻ります。ゆっくり鑑賞しながら走った景色も、帰路はあっという間に後に飛び去っていきます。下小野を左折して吉川区方面へ方向転換します。まともに向かい風だったここまでの道でしたが、少し方向を変える事で、横風になったようです。楽になりました。14時20分。原之町。40,8km。


ボクが一番良く使うここからのコース、県道78号から240号です。ここもそんなに平ら道ではありませんが、激しい勾配はありません。上増田交差点まで約7kmあります。この後、頸城区の百間町迄がおよそ4km。そして日の出町交差点までが約5km。で、後3km弱で我が家に到着します。クリップ式のサングラスを付けて、目を保護していましたが、帰宅頃にはサングラスのスモークカラーが、ない方が良いようになりました。


今日の走行距離は59,1km。15時28分。無事到着でした。行って来ると、満足感、充実感が満たされます。あの景色は素晴らしい!です。





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