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2023-05-13


2023年5月11日(木)  [晴れ][晴れ][台風] 花の命は・・


今週も木曜日の午後に走る事になりましたが、何故か5月の木曜午後は、晴天に恵まれます。でも気温はあまり高くはありません。11時30分。当家は15,9℃で、今日の最高気温予想も18℃とか。中々ボクは冬用ウェアは片付けられません。「イザ、出発じゃ!」風があるようです。北風です。押されるようにモロ!快調なペダリングで、河川敷右岸を疾走?しています。川原の草原から忙しいような鳥の声です。“オオヨシキリ”かな?


タンポポの黄色い花の中にアザミの紫色が混ざっています。あんなに見事に明るくピンクに咲いていた桜の並木も、今は緑一色、枝葉を広げた大木となっています。レーサーの人に、2人すれ違いました。「チワッ!」。いつも見える山々は、今日妙高山の頂にだけ雲がまとわりついて、裾野しか見えていません。11時53分。“水辺の楽校”看板の所に到着です。直ぐそこは稲田橋。8,15km。土手下左手には“稲田小学校”があります。


子供達の大きな歓声がグランドから響いています。運動会か、その練習なのでしょうか。折りしも50m(?多分・グランド半周)リレーが行われている所です。4組のチームが作られています。昔のように選ばれたリレー選手が走るのではなく、全員でバトンを繋いでいるのですね。男の子も女の子も一緒です。早い子遅い子。抜いたり抜かれたり、昔からリレーって運動会の花でしたね。ペダルから脚を抜いて、暫くリレーを観戦しました。


赤い帽子を被っている男の子が、一際体格も良いし足が速いのなんのって、ざっと20mは離れて2位でバトンを受け取ったのに、あれよあれよという間に1位に上がって、次の人にバトンを渡す時には5~6m位引き離してしまっていました。ボクにも覚えがあります。運動会になると、何でボクは足が遅いんだろうと、親を恨みに思った事がありました。でも、そんな子も運動会ではヒーローでも、お勉強の時間でもヒーローなのかな?


書道大会では賞を頂ける子かな?音楽の時間ではどうなんだろう?なんて考えると、全ての分野で最高の人ってほぼ居ないんでしょうね。誰でも何かしらの取り柄があるように生まれてきているんでしょうねって、何時しか思うようになりました。ほんの一寸した休憩時間でしたが、思わぬ楽しい時でした。程なく中央橋たもとに着きました。11時58分。9,2km。左折・右折・そして左折して国道8号線を突っ切って、新町の田園地帯です。


一転してのどかな雰囲気が漂います。田には水が張られて空の色が映っています。道路端の法面には、シロツメクサの白い花やハルジオン?が咲いて、目を楽しませてくれます。何回も走っている道なんですが距離感が覚え切れなくて、三郷郵便局から稲増を抜け、青葉・緑が丘団地。そして有名なラーメン屋さん春紀さん角を左折します。田屋・横町と道なりに進みますと、やがて板倉区総合事務所角に出ます。子安から約7,3kmでした。


今日はここまで追い風に押されながら、楽~に走って来ました。もう12時もとっくに過ぎています。お腹が空いて来ています。針から新井柿崎線です。そして熊川で左折します。家並みが途切れた左手に、神社の鳥居がありました。諏訪神社です。小さい祠(ほこら)です。地元の氏神様でしょう。自転車から降りて境内に引いて行き、階段でランチタイムにする事にします。木々の間から結構な風が吹いてきます。帰路が思いやられます。


12時32分。ここまで18,75km走りました。時折横の道を通る車を見ながら、おにぎりを1個頂きました。お~、お腹が落ち着きました。さあ、間もなく上り道になります。今日の目的地は“やすらぎ荘”です。今、芝桜と鯉のぼりで、5月の景色全開のようです。山部の交差点を越えた辺りから、じわじわ脚に重さが伝わって来ます。大熊川に沿うように道は併走して行きます。県道254号、通称“上小沢上越妙高停車場線”です。


好まなくても必然的に、ゆっくりペースで坂道を上っています。緑に囲まれた山道ですが、所々で咲いている花たちに力を貰います。“平丸スゲ細工資料館つなぐ”前まで来ました。土日のみの開館のようです。以前見せて頂いた色んな作品の中で“豆すけ”が今でも気になっています。ここまで来ればやすらぎ荘はもう後僅かです。脚に力が沸いてきます。やがて見えてきました。最初に目に入ったのは、空中に吊られた沢山の鯉のぼりです。


更に進みますと、鯉のぼりの下の土手には、赤紫色の“芝桜”の絨毯と、同じく白い“芝桜”の絨毯とが土手を美しく彩っています。手前には、水が張られている田圃です。サンサンと降り注ぐ太陽の日射しの中で、カエルが鳴く田圃。大空に泳ぐ100尾を越える勇壮な鯉のぼりのはためき!深緑の中の芝桜の美しさ!見事な絵画の世界が一望できます。13時20分。24,5km。やすらぎ荘に着きました。アヤメが歓迎してくれます。


紫紺の花の色と何とも言えないその姿に凄い魅力を感じる花です。次々と色んな花が咲きつないで行く季節なんですね。この季節の移り変わりを肌身に感じられる自転車に乗れて、ほんとに幸せです。今日もここ標高223mまで来られました。嬉しい気持ちが一杯です。やすらぎ荘の建物を一周するように景色を堪能します。直ぐ頭上に鯉のぼりが風に煽られて、バタバタ口を開けて騒いでいます。迫力ですね。暫くこの空気の中に浸りました。


13時30分。戻りましょう。帰路のダウンヒルこそ気を引き締めます。楽しすぎる下り道に、上ってきた苦労が癒されます。景色を十分見ている暇はありません。常にブレーキングとコース取りのハンドリングに気を取られています。それでも下りは楽チンで最高の気分です。ほんとにあっという間に山部です。でも、ここから平坦になるに従って、風がやはり抵抗になって来ました。向かい風だったり横風だったりして、気を許せません。


ペダリングの抵抗も困りますし、ディープリムの横風の影響も注意です。いつもより更にローギヤで、脚に負担を掛けないように回しています。来た道と同じコースを逆戻りしています。子安の国道との交差点に着きますと、何故かホッとしますね。街並みに入りますと、風に吹きさらされる事がなくなるからですね。鴨島からいつものように富岡線(県道186号線)板倉直江津線に入ります。嘘みたいに無風地帯に入ったような、静かさです。


楽ですね~。狭い道幅ですが、だからなおの事、車は注意して走ってくれます。鴨島から稲田。下稲田から寺・大日に来ますと、SBガーリックやリボーン等の目印になる建物が見られます。富岡小学校がもう直ぐそこです。それはウイングマーケット迄到達した事を意味します。グッと我が家が近づいたと、実感出来る距離です。高速下を潜るとセントラルスクエア地域に入ります。ここはいつも車の往来が多いです。商業集積地なのですね。


ワンストップショッピングの要望に応えられる、買い物に便利な街に成っているんですね。三田のかに池交差点から下門前になって、8号線との交差点を越えますと、春日新田地内になります。グッと静かな住宅街です。そしてJR信越線の踏切を越えますと、今度は川原町と町名が変わり、直江津橋で中央1丁目に入る事になります。橋の下に目をやりますと、川底に堆積した砂が、川面から見える程になっています。厳しい冬の残骸ですね。


15時2分。46,95km。我が家にゴールインです。河川敷コースより富岡線コースの方が、距離的にも近いんですね。春真っ盛りの中に、身を置いて過ごせた今日も、楽しく充実感の持てる一日に成りました。特に花の咲いてる時期はアッという間ですから、タイミングを合わせないと来年まで見る事が出来ない事になりますし・・。花の命は短くて・・。良かった、良かった!



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