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2023-06-23

2023年6月21日(水)  [曇り][晴れ][曇り]     よし、今日は飛山まで行こう!


明日からお天気が悪くなりそうな予報です。そうでしょうね、梅雨のシーズン中なんですからね・・。それにしても今日の予報の最高気温の高い事!「31℃に成るかも知れません。熱中症に十分ご注意下さい。特に高齢者に方は、喉の渇きを自覚されない事があります」だって。ボクの事を言ってるみたいです。若い時からあまり水分は取らない方でしたから。カミさんにも特と「水分補給してね!」と言われて、8時55分スタートします。


家では23℃でした。カンカン照りではなく、薄い雲が空全体を覆っています。今年初めて半袖短パンスタイルです。「焼けないように」と言われているのですが、日焼け止めクリームを使って肌を出してみました。やはり直接肌に風が触れるのは、快感ですね。朝の街中は車も殆ど通りません。海岸通りへ出ました。浜辺にも人の姿は、探さなければ見つけられないほど、どなたも出ていません。一人いました。、犬の散歩のおじいさんでした。


今朝の日本海は静かに広がっていて、小さい波が打ち寄せているばかりです。それでも自転車のボクには、向かい風と分るほどの風は感じます。脚が体が重ダルいです。2週間ぶりの所為でしょうか。昨日まで根気を詰めて体を使っていた所為でしょうか。いつもゆっくりペースなのに、今朝は更に軽いギヤで、体に負担を掛けないような走り方をしています。未だ開館前でしょうか“うみがたり”も、ひっそりとしています。郷津海岸です。


道の左側の狭い土地に、アジサイの花(木)が、ずっと横並びに植わっています。きれいに見て頂くための手入れは、大変な事でしょうに・・。感謝です。更にその先の左手斜面に、新しい建物が見えます。海を見るには絶好の位置です。未だ開店してないようですが、カフェのようです。最高のロケーションですが、年間を通してお客さんが来てくれると良いですね。街が賑わうのって嬉しい事です。そして街が少しづつ変化しているんですね。


9時17分。5,13km。フィッシングセンター。ここも人けが無く、静かな海です。長浜。今日は街中を走らないで、国道沿いの自転車道を行く事にします。街外れまで来ますと、どうしても国道の反対側へ渡らなければ成りません。ボタン式信号機を押すタイミングを計ります。車の往来が切れた時を待ちます。特に大型トラックなどは、ボクのために停めるのは、申し訳ない気持ちです。車が切れたのを確認して、ボタンを押しました。


少し行きますと、“長浜トンネル”が待っています。最近県外の人が「“久比岐サイクリングロード”を走りに来たんですよ。電車の廃線跡を走るなんて、興味ありますし、何より電車が走っていたトンネルを走るなんて、素晴らしいじゃないですか」と、言っていました。そうなのか、と改めて認識し直したものでした。トンネル内に電気はついていますが、やはり自分の自転車からの照明は必需品ですね。テールも点滅にします。ヒヤッとします。


外気との温度差です。こんなにもトンネル内って寒いんだ!むき出してる両手両足に冷気が包みます。約460m程のモグラサイクリングから出ますと、明るさと暖かさで、開放感を一杯味わえます。トンネルを抜けますと、程なく有間川です。橋下の河口で大きな音を立てて、工事をして居ます。何だろう?分らないまま、先へ進みます。暫く国道に沿って自転車道が続いています。左手上の、トキ鉄ひすい線有間川駅に列車が入って来ました。


自転車道が国道から離れます。人家の裏側を走ります。途端に目に飛び込んでくるのは、色とりどりの花たちです。今のメインはアジサイですね。アジサイだけでも色んな色と形がありますね。他にも目を引くのはアオイの花です。背が高いのと派手なカラーで目立ちます。ボクの印象ではアオイは真夏の花と思っていたのですが、もうその時期なんでしょうか。移りゆく景色を楽しみながら、先を目指します。次は“青木坂トンネル”です。


321mと長浜トンネルよりは短いのですが、中の照明がやや暗いです。どうしても自分のライトが頼りになりますね。ここは“吉原”で、左の急坂を上がると“鍋ヶ浦”なんですね。更に又“乳母岳トンネル”461mが続きます。この上は“茶屋ヶ原”でしょう。山が日本海にせり出していて、トンネルより仕方が無かったんですね。2つのトンネルを抜けますと、良い所に“不動滝”があって、休憩所になっている絶景ポイントがあります。


滝は大量の水が流れていませんで、小さくて静かな滝になっていました。今日は休憩無しで行きます。ここからは直ぐに名立の街並みに入ります。人家の裏を通る久比岐サイクリングロードを行かないで、そのまま直進して街中を行く事にします。家並みを走りますと、目から刺激を受けて、走る事に飽きません。10時10分。16,64km。名立川に到着しました。ここから名立谷へ左折します。未だ何となく体に力が漲りません。


困ったもんです。でもゆっくり行きます。相変わらず、空はどんより曇空です。幾分かの風は、ここからは追い風気味になります。名立川に沿ってバス終点の“東飛山”を目指します。標高約230m距離14kmぐらいかな?走っていると、桑取り谷と比べてしまいます。こちらの方が道幅も広いし、極端なアップダウンがありません。車もそれなりに通りますが、あまり危険は感じません。道の脇に咲く花々を、ゆっくり鑑賞出来ます。


やんわりとした上り道を、やんわりと進んでいきます。木造の宝田小学校が左奥に見えます。幾つかの集落を通過します。ここは折井と言う所のようです。雁田神社の標識看板があります。もうボクには用事はないですが・・。道の右手に神社の鳥居があります。フト気が付いたのですが、鳥居に掛けられた太いしめ縄が、金色なのです。「お~!(珍しい!)」作ってから塗ったのでしょうか、それとも縄のうちから金色にして置いたのでしょうか。


どんな意味が込められているのでしょう。10時42分。23,23km。越後森郵便局です。これまでまばらな集落もありましたが、この辺り家並みが続いています。ですから郵便局もあるんですね。それと感心したのは、この長い名立谷の道の所々に、フラワーロードと言うかフラワーラインと言うか、花が沢山植えられていて、見事に景色を美しく彩っています。人口減少の昨今なのに、この手入れ整備はほんとに素晴らしいものですね。


水分補給をしながら、緩やかな上り道を進みます。名立川と着かず離れず、平行して道は続きます。やはり桑取川と違うのは、急流がない事です。ゴロゴロとした大小の石が、川の中にありますが、川幅が広いのか水量が少ないのか落差が小さいのか、ザーザー大きな音を立てて、渓流の様相をして居ません。11時2分。26,45km。“ろばた館”です。日射しが出て来たのと、それなりの坂道だったのとで、背中が汗ばんでいます。


日陰で休憩です。一口羊羹を口に入れます。駐車場には10台ほどの車が停まっています。この施設も閉鎖になると言う話を、聞きいていますが・・?さあ、もうそれほど遠くはないでしょう、東飛山は。何かここへ来てようやく、体調が戻ったような気がします。脚の力が強くなった訳ではありませんが、体に力が入ってきました。瀬戸地区に掛かる橋の向こう側に“いわおの石仏群”があります。岩をくり抜いた斜面に石仏が置かれています。


・・・『33体からなる石仏群は、名立谷の巌橋の東岸の絶壁にあります。江戸時代に、川に流される犠牲者が相次いだことは川底に住む竜のしわざだという噂がたちました。この竜から逃れるために観音像を1体だけ江戸末期に祭ったのが最初だといわれています。その後、橋の架け替えなどで場所を移し、昭和の終わり頃には土砂崩壊から守るために、現在のように安置して祭られています』・・・なんだそうです。今は側まで行けませんね。


もう少しもう少しと、自分に言い聞かせながら、ギヤを総動員してペダリングを続けます。子供の文字かと思われる連続看板に“ひまわりと蛍の里”とあります。何か嬉しい気持ちになります。ずっと遠景だった山々が、もう目の前に近づいて居ます。お~、集落に入りました。バス停の看板に“東飛山下”と書かれています。道幅が一段と広くなって、川や田などがきれいに整備されています。更に進みますと今度は“東飛山中”のバス停です。


突然びっくりするほど大きな音がしました。オルゴールです。直ぐ左手の建物辺りから、大音響で音楽が流れてきたのです。ジャスト11時30分。農作業の人に正午の30分前に知らせるのですね。川向こうの田圃のあぜ道に、軽トラが止まっています。側におじさんが一人作業をしています。草刈り機を使っています。ご苦労様です。1m位ありそうな、背の高いアヤメ(菖蒲?)が元気一杯、美しい紫紺の花を咲かせています。きれいです!


名立地区公民館不動分館があります。とても名立谷の突き当たりの集落とは思えない明るい開けた世界です。それでもかっての茅葺き屋根を、赤いトタンできれいに囲った民家が、あちこちに見られます。かなり山の斜面にまで人家があります。又、斜面の地形を表すように、何十年か経っている家を、しっかり支えて来た土留めの玉石が、歴史を表しています。建設会社が、畳屋さんが、そして酒屋さんがあります。自販機もありますね。


最上流になった名立川は、川幅も狭く水量も多くはありません。ここ東飛山地区は約30世帯80数人が住んでいるという事です。ゆっくり景色を眺めながら進みます。集落のはずれまで来ました。もう少し行ける所まで行きますか。段々道幅が狭くなって、勾配もある程度険しくなってきています。“幸倉橋”を渡りますと、尚一層山道になります。11時30分。30,71km。折り返す事にします。辺り一面自然に囲まれた世界です。


後での情報ですが、この橋辺りで熊が出没したと言います。ヤレヤレ!東飛山中に公園があったのを見つけていました。川の流れを見下ろす土手際に“不動なかよし公園”があります。東屋風の屋根の下に、石造りのテーブルとイスがあります。電動式かと思われる水車も横に付いています。11時45分。今日はここでおにぎりタイムです。丁度良いほどの空腹を感じています。体調がいつも通りになっています。暑くもなく寒くもありません。


少しの海風が気持ち良いです。刻んだ梅やシソが入った“ユカリ”で握ったおにぎりの、塩味と酸味が絶妙にうまいです。大きめのおにぎり1個が食べ終わってから、デザート?の一口羊羹です。十分深呼吸をして、森林浴と同じように体に空気を吸い込んで、さあ、帰路にしましょうか。帰路は殆どダウンヒルです。極端な坂もなかったので、長~い下り道です。と思っていたのですが、下り始めて見ますと、飛山地内は結構な急坂です。


こんな坂道を上がって来たのかと、ボクの頑張りに拍手をしたい気持ちになりました。簡単に“いわおの石仏群”に戻りました。橋を渡ると、今まで左側に流れていた川が右手側に移ります。ろばた館も通り過ぎました。桑取り谷に比べて道幅が広いのと、アップダウンが殆ど無いので快適ではありますが、変化が少なくて目を引く絶景にも乏しいかな?という感じがします。北陸新幹線のガード下を潜り、越後森を通過します。薄曇りです。


かなり下ったかと思いましたが、5,5km位で未だ半分も下っていません。嬉しいような、結構14kmって長いものなんだなあと言う、実感です。やがて宝田小学校が見え、ひすい線の鉄橋や北陸高速道の高~い橋脚が見えた時には、旅から戻った気持ちになりました。名立郵便局角に到着です。12時30分。44,61km。帰りは久比岐サイクリングロードを走りましょう。それにしても、今日は他のサイクリストに会いませんね。


「暑い」と言われた所為かな?海が見える自転車道の、2つのトンネルを潜りますと、不動滝です。今度は休憩します。滝を眺めながら、もう一つのおにぎりを頂く事にします。水量の少ない滝は、やっと30℃位の末広がり状態に流れ落ちています。サイクルラックが2台置いてあります。休日には大勢このロードを利用しているのでしょうね。サイクリングロードの途中に、数カ所のファストフードのお店なんかがあると、嬉しいですね。


さて2つのトンネルを続けて抜けますと、もう直江津港辺りの工場群の、煙突などが見えてきます。有間川地内で2箇所の工事中現場があります。誘導員さんが親切に指示してくれます。更にもう一つトンネルを抜けますと、もうそこは谷浜です。ボタン式信号機をタイミングを計って押し、渡ります。ここまで来ますと、感覚的には直江津へ戻った気持ちなのですが、意外と長い郷津海岸ですし、 国府の里の坂がもう1つ待っています。


クリアして“うみがたり”が見えて、ようやく我が家に帰ったと実感出来ます。13時45分。無事に我が家に到着で~す。今日の総走行距離は61,46kmでした。往きは約2時間50分。帰りは1時間50分。体調も往きと帰りとかなり違っていましたから。でも自転車って下りがあって、救われますよね。でも「あ~!疲れた!」暫くお風呂から出られませんでした。冷たい飲み物が欲しいなあ!



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