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2024-04-25


2024年4月25日(木) [晴れ][台風] 6m/hの風が気になります


昨日の雨天と変わって、今日は気持ちよく青い空にお日様が照り輝いています。朝こそ静かに開けたのですが、お昼近くから午後にかけて、5~6m/hの西北西の風が吹くと言います。あいにく午前中にやらなければならない事があって、朝一番に飛び出すことができませんでした。11時35分。やっとスタートです。今日は「コルナゴ君」の出番です。


シマノDi2と油圧ディスクブレーキの8kg仕様。スカイブルーのロードレーサーです。冬明けからランドナーで走っていましたが、何の支障もなくそれどころか、その安定感に感動すら感じていました。しかし、今、超軽量ロードレーサーに跨ってみますと、忘れかけていたその軽量と軽快感に、「お~!これは又違うわ~!」スピードがまるで違います。


ボクはそんなに速く走れませんが、やはり自力走行の自転車は、軽量は何よりものアドバンテージなんですね。関川河川敷右岸遊歩道を走っています。眩しいばかりの青空と太陽。時々右手側からの風が一寸気になる所ですが・・。河原からは、ヒバリの鳴き声が忙しく聞えています。妙高連山の頂きは、雲に隠れていますが、南葉山などはくっきりです。


ウオーキングの男性がすれ違います。「お~、STさん歩いているんだね。毎日えらいなあ!」「サトウさんも頑張るね」とお互いに讃えながら、しばし立ち話タイム。「徘徊の時も自転車じゃないの?」「歩くのヤダから自転車に乗ってるんだわね。それにしてもそのお腹、ウオーキングの効果が出てないねえ」と。応酬しながら別れました。ったく、もう!


笑いをかみしめながら、軽いペダリングです。木田の春日山橋を過ぎますと、中々村新田にヘリポートがあります。遊歩道に面した広い空地の端にまだまだありました。全く散っていない八重桜の花です。3~4本の木ですが、見事に満開状態で辺りをピンク色に彩っています。桜のシーズンを惜しむように、今日もスマホカメラで記録に残しました。


対岸に、クレーン車の腕を高く伸ばした黄色い鉄骨が見えます。その先端からロープを下げてナント、何匹もの鯉のぼりが風の中に泳がせています。きっと田中産業さんでしょう。側に紫色の建物が見えますから。面白いですねえ。時折西からの横風が突風となって、ディープリムを揺らします。かなり強い風が吹いて来ました。う~ん、弱気になっています。


緑色の土手に黄色のタンポポ。土手下では老夫婦が、鍬を使って畑仕事をしています。今は横風ですが、帰りは多分向かい風は間違いないでしょう。ほんとは板倉方面を予定していたのですが。12時13分。中央橋。8,8km。諦める事にします。県道38号から県道186号(富岡線)へUターンです。風のある時は家並みを走るのが一番ですね。


ほとんど何の問題もなく、12時53分。帰りました。今日の走行距離17,27km。それでも何となく家に着くと、疲労を感じるものですね。板倉コースは次回ですね。



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2024-04-20


2014年4月18日(木) [曇り][曇り]    まだ桜を追い駆けます


今しかない春の華やかさを追い求めて、今日も桜を求めて出かけます。他より一寸だけ遅咲きの“安塚 小黒川提”を目指します。8時55分。曇。気温13℃。未だ一寸寒い。僅か100gのウインドブレークベストを着て、丁度良い感じです。黄砂の注意報も出ているようですが、基本今日は曇りのお天気のようです。国道253号線を走ります。


今日は道路は混みあっていません。気持ちよく走れているので、追い風なのかと思いましたが、草木は全く揺れていませんので、朝凪状態なんですね。直江津地区ではチューリップが元気よく咲いていますが、進む毎に水仙が全盛を誇っています。至る所に黄色い花ロードが見られます。黄金色とか濃い黄色とか薄い黄色とか、微妙に種類がありますね。


大分暖かくなってきました。電光表示で16℃を表しています。途中、上吉野池では、池の淵を彩っていた桜の木も、ほぼ花は散って葉桜状態でした。市会議員選挙の街宣車がすれ違って行きます。前回のランであれほど目についていた、ヒメオドリコソウとかオオイヌノフグリとかは影が薄くなって、今スギナの緑が、道路法面を占拠しています。


そのスギナのつんつんした草の間から、真黄っ黄のタンポポが鮮やかです。僅かな時間で、勢力地図が変化するのですね。9時50分。うらがわら駅。16,3km。駅前の花壇に様々な花が、良く手入れをされています。中によく目にする白い花の名前が知りたくて、スマホで検索してみます。写真を撮って鑑定をしてもらうと、ユキヤナギと出ました。


ふ~ん!きれいな名前ですね。さあ、行きますか。今日は山道無しのサイクリングのつもりですので、気持ちが軽いです。たまには虫川旧道に入って見ましょう。以前はここが国道だったのですが、新しい道が切れたので、裏道になってしまいました。人家も繋がっていますし、お店もあります。以前買った“大杉羊羹”のお店もあります。静かな通りです。


右折して、県道43号線へ。僅かずつ上り勾配を脚が感じています。松崎。上越地域消防局 東頸消防署 があります。車庫のシャッターが2枚とも下りていて、人の気配がありません。珍しいです。いつも2~3人の職員さん達が、外で何かしらの作業をしていたものですが・・。直ぐに大きな観光地図が見えてきました。その角を右に曲がります。


10時20分。19,52km。川西橋です。下を流れる川は“小黒川”で、ザアザア音立てて流れています。川の左岸に並んだ桜並木が、ここから約6km続いています。橋の上から既に桜並木が見えています。木に寄ってまちまちで、まだまだ満開状態のがあるかと思えば、花吹雪状態の木もあったりで・・。やはり来るのが1週間遅かったようです。


ここから更にゆっくりペダリングにします。人の気配のないこの景色。ボクだけの世界にいます。6~7割の花が未だ残っているピンクの下を、ゆっくりと進みます。左手に桜。右手に畑。前方遠くに、東頸城の山々が連なって見えています。青空なら尚景色が冴えるのでしょうが・・。歩道の上にまで枝を広げている木もあって、花のトンネルを潜ります。


こんなに素晴らしい桜並木が、こんなに静かなんてもったいないですねえ。蛇行している川に沿ってくねりながら続く遊歩道。暫く楽しんで行きますと、不釣り合いな(失礼!)建物があって、敷地と道路との法面で草取り作業をしている、70代かと見える女性が腰をかがめてお仕事中です。「こんにちは」「はい、こんにちは」「草取りですか?」


「そうなんですよ。芝桜を植えてあるんですけどね。スギナがはびこって来ると、芝桜がダメになっちゃうんですよ。だからスギナを抜いているんです」そうなんですね。芝桜がどんどん勝手に増えて行くんじゃないんですね。何でもきれいになっているのは、手が掛かっているんですね。「入り口に立っている、赤い花をつけている木は何ですか?」


「あれ、何ていう花木でしょうね。私は分からないわ」「そうですか。手を止めさせまして、ゴメンナサイ」「お気をつけて」再びスマホで、赤い花木の名前を検索してみました。どうやら“オヒョウモモ”と言う桃の花のようです。桃の花・桜の花・梅の花は紛らわしい花木のようで、専門家でも花ではなく、木の幹を見て判断する事があるらしいです。


水がある田んぼには、落ちた花びらが水面一杯に広がって、花いかだ状態を作っています。そんな田んぼからは、カエルの鳴き声が忙しく聞こえてきます。4kmほど走ったでしょうか。鍬を持ったもう少し若そうな女性が、畑仕事の準備をしています。「こんにちは。桜は一寸遅かったようですね」「そうだね。先週辺りが最高だったね」「見事ですねえ!


この桜並木。もっと宣伝すれば、立派な観光地になると思いますけど・・」「そうだよね。だけどさ、若いもんが誰も居ないもん。こんな不便なとこ、みんな出て行っちゃうんだよ。子供がいないから中学校も統合されちゃったしね。私はもうじき70才になるんだけどさ、この辺りじゃ私が一番若手なんだよ。何にも出来ないよ。お花見会もやってたんだけどね」


切ない話になってしまいました。でも現実です。「この桜の木だってね、何十年か前に、1本¥15000で、部落の住民が寄付して植樹したんだよ。だから木の横に、寄付者の名前が書かれた立札が、みんな立っているよ。約500本位植わっているんだでね。今、市会議員選挙ったって、誰もだ~れも来ないがね」ここだけの話ではないんですよね。


日本はどこへ行っても人口減少で、多かれ少なかれ似たような状態なのでしょう。どうしたら良いのでしょうかね。「お仕事頑張ってください」再びサドルに跨りました。ピンクの花のトンネルを潜り、ピンクの花びらの絨毯を、ランドナー君の太目のタイヤが踏んで行きます。申し訳ないような快感のような、めったに味わえない感触を体験しています。


くねくねと川伝いに曲がりながら、11時15分。25,75km。和田橋に来ました。桜ロードの終了です。一週早ければ、の気持ちも無いわけではありませんが、でも、「素晴らしかった!」と心の中で絶賛しています。感動的な景色を、何枚もカメラに収めました。後で見るのが楽しみです。和田の交差点を左折して、国道403号線で帰ります。


ここでも帰路のダウンヒルが、向かい風です。所々でペダリングをしながら、それでも下り道は楽ちんです。11時35分。32km。虫川大杉駅。トイレをお借りします。側を流れる小川のせせらぎと、ウグイスの鳴き声が聞こえます。自然の音が、静寂感を一層感じさせます。以前聞こえていた、この駅の不思議(不気味)な音楽?も、今はありません。


虫川大杉駅からは、国道へ出ないで、裏道をひたすら走りました。結構なアップダウンで、今日一番に脚を使っていることになります。12時58分。52,30km。無事帰宅しました。今日もランドナー君で助かりましたよ。桜遊歩道にも枝や石ころが落ちていて、乗り上げなければならない時もありましたから、衝撃無しに体に優しく走れました。


足早に通り過ぎて行く“春”を捕まえに、次回はどこに行きましょうかね。もう、そろそろレーサーにも目覚めてもらおうかな。




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2024-04-12


2024年4月10日(水) [晴れ][晴れ]   “猿毛”今でしょ!


今シーズン3回目のライドです。丁度脚も慣れて来た所で、Mt米山の山裾にある標高131mの“猿毛”集落を訪ねようと思います。どのシーズンも、それなりに良い所なのですが、やはり桜咲くこのシーズンが、一番だと思います。何回もこのブログで絶賛して来ました通り、絵本に描いてあるような日本の原風景的景色は、感動的に素晴らしいです。


今日はお日様マークの1日ですが、朝起きた時は4,5℃。気温がかなり低いです。今日も真冬並みの支度をして、8時55分。ランドナー君に乗って、いざスタート。直江津橋と古城橋を渡って、黒井方面へ。国道8号線“日ノ出町交差点”を突っ切って、県道216号、通称“南川線”を走ります。家並みの庭には、彩り豊かな花達が咲いています。


水仙の黄色い花。サザンカの濃いピンク。もうマツバギクも見えました。青く存在を主張しているのはムスカリですね。道なりに左にカーブします。8,5km。一心。お~!見事に咲いている“桜”の並木。辺りの空気も染まっているかのような、桜色の世界です。桜の花は、一気に春の雰囲気に変えてしまいますね。日射しを受けて、派手で華やかです。


何枚もスマホカメラで撮りました。心が浮き立ってきました。頸城区中心街を抜けて上増田交差点も直進です。途中“水仙の花街道”も目を楽しませてくれました。明るい日差しの下では、全ての景色が鮮明です。景色が開けると、Mt米山の姿が段々大きくなって見えて来ます。何処の家にも何かしらの花が咲いています。本格的に春の始まりなんですね。


小さいアップダウンを繰り返しながら、吉川区原之町に近づいています。“ワークセンターよしかわ”を発見。いつもは見ていない建物です。  【主に身体障害、知的障害、精神障害、発達障害や難病のある方が利用しています。年齢は20代から50代まで様々です。特定非営利活動法人 大杉の里】  最近、新しい建物に建て替えたようです。


原之町交差点を左折して、柿崎区小野を目指します。家並みが途切れると、北向きの風が体に当たります。今日は4m/hの風が吹くと言う事で、北には向かいたくないと思っていましたが、そんなわけにもいきません。軽いギヤで進みます。左手に太陽光発電パネルが沢山並んでいます。畑地の利用でしょうか。ようやく県道25号線、柿崎小国線です。


待望の追い風です。嘘のような快適ペダリングになりました。ずっと上り道になっている筈ですが、気になりません。自転車にとって、空気抵抗は大きいですね。ここにも道の端に桜の木が連なっていて、見事な景色を作っています。田園風景を背景に立ち並ぶ、満開の桜を見過ごすことはできません。ここでもスマホカメラの出番です。青い空が美しい。


蛇行して流れている柿崎川は、今左手です。1,5m位の段差を、小さい滝状になって音立てて流れているここは、米山寺です。園田神社には沢山の鯉のぼりが吊られていて、風の中を泳いでいます。黒川小学校跡辺りは、「チューリップのフラワーロード」様に、プランターがきれいに並んで、そして咲いています。楞厳寺の門は今日も威厳があります。


10時53分。猿毛・城腰入り口に来ました。27,13km。一息入れて、気を入れます。いきなりトリプルのインナーギヤを使います。ギュンときつい勾配の上りはじめです。浄水場前をあえぎながらゆっくり進みます。しばしの辛抱でペダリングを続けて行きますと、やがて視界が開けました。右手側、田の向こうに間近に見えている山は、尾神岳?


上中山集落です。ずっと勾配が緩くなりました。ここにも小学校跡の石碑が立っています。昭和の風情の民家の石段に、80歳過ぎかと見える野良着姿のおばあちゃんが、日向ぼっこみたいに足を投げ出して、座っています。顔を合わせたので、「こんにちは!」とボク。「はい」としっかりした返事を返してくれました。高橋真由美さんのお人形見たいです。


日当たりのよい南向きだと、北風は全く影響がないんですね。ボクも汗ばんできています。この景色、頭で描いていた風景が一踏みずつ移動していきます。いいなあ!何にもストレスがありません。解放されたボクだけの世界。今この時間を楽しみながら、ペダルを回しています。真正面にMt米山。その懐で、自然と一体の営みが続いて来たんですね。


やがて、目的地“猿毛”が見えてきました。集落の入り口には、6(?5)体の小さい石仏が並んでいます。その少し先からは、集落全体が見る事が出来る、カメラスポットがあるんです。水仙の花が咲く田畑があり、ピンクの桜の木々が点在し、家の屋根が数軒見えます。そんな集落の真ん中に“猿毛川”がうねるように弧を描いて流れています。


この絵本の中のような景色から、童謡が聞こえて来るようです。この時期のこの場所がボクのお気に入りなんです。何枚も写真を撮りました。ここには風などは全くありません。ただ太陽の日射しが明るく降り注いでいるだけです。11時19分。29,67km。猿毛ふれあいセンターにつきました。人影がありません。日陰で寒いので、移動します。


小さい集落に3つもの橋が架かっています。川が蛇行しているからですね。橋の下の流れは急流です。ザアーザアーと音立てて下流に流れて行きます。“猿毛橋”“上川橋”は分かりますが“五反田橋”とはどう言う意味なんでしょう。暖かい日差しのある適当な場所で、おにぎりタイムにしようかと思うのですが、中々いい場所が見つかりません。


帰路にします。石仏が並ぶ辺りで、長靴をはいたおじさんが歩いています。ゆっくりと追い越し際で、顔を見合わせます。「こんちわ!」「あゝこんちわ。今日は自転車に良い日だね!」「はい!」束の間の会話ですが、嬉しい気持ちになりました。再び気分よく下り始めます。6kmほどの距離ですが、上りと下りとではあまりにも時間が違いすぎます。


11時45分。県道です。来た道を戻るように下り始めます。うあ!風速4mの風が、もろに向かい風となって、下り道のボクを押し留めようとします。せっかくのダウンヒルなのに、快適に楽しめないなんて・・。センターギヤでペダリングです。何て事だ!同じ道でも往きと帰りでは景色が変わるものですが、楽々と景色を見ていられません。


ようやく小野で方向転換です。左に曲がって原之町にハンドルを切りますと、風は北と東とが混ぜ合わさって、うまい具合に追い風になってくれました。お~、ほんとに楽だわ~!12時12分。原之町交差点。お腹も空いて来ているのですが、もう少し先に行きましょう。当てがあります。とにかく県道61号・柿崎牧線を走ります。玄僧目指しています。


その手前に“三ケ字集会場”があるのです。以前もその階段に腰を下ろして、おにぎりを食べたことがあります。12時20分。そこへ着きました。正面玄関の所はやはり日陰になっていて寒そうなので、横に回って日向でいただきまーす。横に咲いている黄色い花は、レンギョウですね。よく見る花ですが、あまり高貴な感じではなくて、気の毒です。


【れんぎょう ・日本及び中国を原産とするモクセイ科の落葉低木。 丈夫な性質を持ち、日本全国の公園や道路の植え込み、寄せ植えの花木として広く使われる。 レンギョウが日本へ渡来したのは平安時代初期あるいは江戸時代(1681~1683)で、当初は薬用植物として扱われた】と言う花木なんですね。そんな花を間近に見ながらの食事でした。


お腹が満たされて、それでは又走りますか。この道ずっと追い風です。一台の軽トラが追い越して、その先で停止しました。運転席から下りて来たおじさんが、「佐藤さん!」「おや、EYさん」「走ってるんですね」「猿毛迄行って来たんですよ。EYさんは?」「知り合いの所の田んぼ仕事の手伝いに行って来たんです」元AIOLOS会員さんです。


しばしの立ち話の後、再会を約して分かれました。思いもつけない知人との出会いでした。気持ちが温ったかくなりました。県道258号へ右折です。2車線が無いような狭い道路です。もうここは、頸城区に入りました。山と山との狭い谷あいに出来た道。その道に沿ってひっそりとある玄僧集落。自然がそのまま残されているここの雰囲気が好きです。


道の直ぐ左手田んぼで、今年初めてカエルの鳴き声を聞きました。まだ冬の姿のままの田に、アオサギが飛んでいます。道の法面にはツクシも初めて見つけました。向かい合っている山から、ウグイスの声が互いに競うかのように交互に聞こえてきます。良く通るこの道だと思っていたのですが、昭和の佇まいは、モダンな家に代わっているのに驚きます。


若い人が住んでいるんでしょうね。集落を抜けますと脚に負担な坂道が待っています。帰り道にはキツイです。一つ二つ越えますと、下り道になります。下りきらないで、途中左へ方向転換します。大池いこいの森を通ります。13時12分。ここまで52,66km。いつ来てもここも美しい景色が広がっています。脚を止めます。水と緑と桜がすばらしい!


森本から鵜ノ木。そして百間町郵便局交差点。後は、来た道なりに南川線を逆走します。14時2分。65,82km。本年最高走行距離を走りました。あ~、疲れたあ!



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2024-04-04


2024年4月3日(水) [曇り] [曇り] 脚ならしその2


今シーズン2回目のライドです。今日は午後から雨の予報が出ています。薄暗い景色の中、8時30分。家をスタートしました。晴天と違って景色がさえませんし、気持ちも乗りにくいですね。今日もシーサイドコースにします。そしてお供は再びランドナー君です。楽ですねえ。タイヤが太い分、振動が体に伝わってきませんし、直進安定性が抜群です。


坂道コースでなければ、ずっとこれでも良いかな?港町1丁目の街並みから、船形をしている佐渡汽船の建物へ。そうだ、裏側を見てみましょう。岸壁が一部地震で破損したと言うニュースを見ました。金網の柵で仕切られて居て、これ以上入れない所まで自転車で近付きます。工場を思わせる大きな重機が頭の上にあります。力強さを目の当たりに・・。


地割れのような箇所は見つかりません。もしかしたら違う場所かも知れないですね。佐渡汽船の建物の裏側を走り抜けて、県道468号(大潟上越線)へ戻りました。港町を過ぎると、高崎新田です。以前から風車があったのですが、今は抜かれて無くなりました。その“風車公園”に入って見る事にします。白い小粒の砂利が敷き詰められた遊歩道です。


舗装路ではないのですが、しっかりとプレスされた道は、ランドナーくんには抵抗なく走れる道です。海が見下ろせる小高い台地に上がります。平らに整地された広場は、子供達を遊ばせるには最高の環境です。緑の草原には“ヒメオドリコソウ”がびっしりと咲き競っています。ボクは、可愛い名前ほど美しいと思わないのですが、生命力が強そうです。


8時40分。黒井。4,1km。けたたましい複数のサイレンの音が聞こえてきます。緊急車である事は分かるのですが、消防車かパトカーだか分かりにくいですね。どんどん近づいて来るのですが、車の姿は見られません。県道468号なのか、それとも国道8号なのか分からないまま、海岸通りと県道468の中間に位置する、新しい道を入ります。


(後で分かった事ですが、事故のためのパトカーだったようです)この頃ほとんどこの道を走っています。“やちほ保育園”だとか“八千浦交流館はまぐみ”等の公共施設もありますが、車の数も少ないし、適度な上り下りや緩やかな道のカーブも、そして綺麗な舗装路の感触も楽しめて、快適です。左側が海側ですが、防風(砂)林の松林が続いています。


8時50分。夷浜。5,6km。その松林で古い立木を伐採している作業員さん達がいます。そしてその辺りには、小さい松の苗木が整然と植えられていました。新しく世代交代をしているのですね。ありがとう。ご苦労様です。今日の最高気温は17℃位になると言う事ですが、朝から最高気温になる訳でないので、今は未だ風が冷たいです。


先週、走っている所為か、何だかペダリングがすごく快調です。9時20分。鵜の浜温泉。12,86km。未だ目を引くような鮮やかな花が、あまり見当たりませんが、時折、家の庭から濃いピンクの花をつけた木が見えるのは、“花梅”“花桃”辺りでしょうか。今、ホテル前の道端に水仙の薄黄色い花が、冷たい空気の中で咲いています。


ひたすら気持ちよく走っています。気が付いたら、右手前方にかなり大きくMt, 米山が、見えています。山頂付近にだけ雪が被さって、山襞が見える位です。9時45分。19,32km。柿崎駅に来ました。駅のホームが見える所まで来て、休憩します。静かです。カラスが鳴きながら飛んで行きました。遠くでウグイスの声も聞こえてきます。初耳です。


駅のホームの向こうは、海なのでしょう。かすかに波の音が聞こえてきます。さあ、どうしようかな?この先は・・。次は米山駅だね。未だ降り出しそうもないし、行きましょうか。柿崎市街を抜けると米山駅までは、国道を走る事になるので、少し考えてしまいます。街外れから国道との合流地点は、結構な坂道になっています。海抜が上がって来ます。


左手のガードレール越しに、海が見えて来ました。波打ち際の岸まで見えたのは、今日初めてです。池のように、ほとんど波が無い位、静かな日本海が見えます。風がないんですね。で、分かったゾ!何で、今日は脚の調子が良かったのかが・・!どちらかと言うと、南風寄りなのかもしれない。そんなにボクが健脚な訳、無いものね。ナ~ンだ。


国道は緊張感がありますが、今日のこの時間帯は、比較的車の通りが少ない気がします。特に大型トラックが・・。それなりの起伏を乗り越えて、ついに10時15分。25,72km。米山駅に「到着~」  昨年も確か来ていると思いますが、今日も静かな駅付近です。駅ホームと線路越しに見える、真っ青な海を、写真に収めたのを覚えています。


今日の海は灰色に沈んだ色で、あまり美しくはありません。突然「10時19分発・信越線長岡往き列車が、只今柿崎駅を発車いたしました」の案内放送が、ホームスピーカーから流れてきました。思わぬチャンスに「これは写し込まなければ・・」と、偶然のタイミングに少し心をときめかしたものでした。自転車の位置決めをして、その時を待ちます。


「間もなく信越線長岡往き列車が入ります。ご注意ください」の放送。「ご注意ください」と言っても、ホームにはどなたも居ないようです。来ましたよ、向こうから。障害物なしで駅に入って来る電車が見られるのって、そんなにどこでもある景色ではない気がします。少し離れた所からの一枚と、もう少し引き付けてからの一枚とで、二枚撮りました。


列車は2両編成で、乗客の姿は、まばらにしか見えません。間もなく列車は笠島駅へ向かって発車して行きました。米山駅ではどなたも下りられなかったのかな?電車が行ってしまった後のホームには、足が不自由そうな老女が一人、ゆっくり歩いていました。心に残る風景のような気がします。ボトルの水と一口羊羹をお腹に入れて、さあ帰ります。


道路の起伏と言うのは、下りだけでなく当然上りもある訳で、柿崎への戻り道も頻繁にシフトレバーを使用して、疲労を軽減するように走りました。通常なら帰路は完全に向かい風になる所ですが、今日は無風状態で、むしろ僅かに追い風ではないだろうか、と思われます。ラッキ―! 順調・快調・楽しい・素晴らしい。来た道の景色が後ろに飛びます。


柿崎・上下浜・大潟・土底・犀潟・黒井・港町。お~凄い。午前中に我が家に戻れそうです。途中、土底から海岸線に出て見ました。もう通行禁止のシーズンは終わったようで、車も自転車も走る事が出来ます。が、路面が砂に覆われている所がありますので、そんな所では素直に自転車から下りて、押した方が良いですね。ボクの過去の経験から絶対です!


痛い思いをした経験です。11時52分。51,04km。雨にも見舞われずに、2回目の体ならしランは、無事に終了しました。次回にはお花が見たいものです。




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