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2024-05-17


2024年5月15日(水) [曇り][曇り] 春の「火野正平さんの景色」を見に行こうかな


内のカミさんがやたらに「熊、そこらじゅうで出ているようだわ」って言うもんだから、どこへ行ったら良いのか分からなくて、海岸線なら一番出会う確率が低いのでしょうけど、あんまり海岸線を走るのは、気が進まないんで・・。人里離れた場所へは今日は行かない事にして、中郷区の片貝へ行く事にします。火野正平さんも訪ねた絶景の地です。


今日は曇り空でも、明るいのですが、すっきりしたお天気ではありません。寒がりのボクには朝の18℃は全然暖かく感じません。冬用の長袖アンダーに半袖ジャージを重ねて出発です。9時25分。珍しく山麓線を走ろうと思います。今日も追い風に乗って気持ちよいペダリングです。大きな商店や事業所などが立ち並ぶ、片側2車線の大通りです。


道幅が広くて走りやすいとも言えますが、頻繁に車が行きかうのと、事業所の駐車場から出て来る車にも注意を払わなければならないので、やはり気遣いはかなり必要になります。


民家があまりありませんので、庭の花等を鑑賞するにはこういう道は向いていませんね。10時。10,25km。中田原です。それにしても今日は赤信号停止が多いです。


まあ急ぐ旅ではないので、良いですけどね。右手側には、スーパーやホームセンターなどの大型店が集中しています。ここを過ぎますと、いよいよ家並みが途絶えて、視界が開けます。右手側には、残雪がまだらのMt妙高 真っ白なMt火打ち やはり真っ白なMt焼山が、連なって見えます。左手は草の茂った、土手の向こうに畑が広がっています。


淡々と続く直線道路。ここは向かい風だったらヤダよな。など一人で考えながらぐんぐん走ります。10時18分。乙吉交差点。15,02km。このまま直進して新井市街地に入る事にします。相変わらず春霞のような靄のかかった景色です。気温はかなり上がってきたようで、温ったかいを越えています。矢代川橋を渡り、石塚から北国街道へ入ります。


暫く新井市内をさまよいながら、アカシヤ通りを左折して、一直線。国道292号“スーパー原信”角へ出てきました。10時40分。19,41km。ここからは、じわりジワリ上り勾配になって来ます。民家の庭の花を観賞する事が出来ます。今元気なのは、華やかなツツジと清楚なナス紺色のアヤメですね。目を楽しませてくれます。姫川原角通過。


292号線と別れて、二本木に向かっています。今ここは県道584号となったのですね。かつてはこの道が国道18号線だったんですけど・・。「第1回センチュリーライド上信越」では、この道を長野まで走ったものでした。と一人感慨にふけってしまいました。右手の林が切れて、美しい水田が見えます。わき道に入って、水鏡に写る風景に浸ります。


何と言う新緑の季節の美しさ!11時2分。22,96km。暫くこの景色この時間を楽しみました。さあ、坂本目指して行きましょう。見るからにキツそうな上り道が、真っ直ぐ一直線に続いています。オッチラ・おっちら、一踏みずつゆっくり進みます。僅かずつでも前進していれば、必ず到達します。11時18分。24,38km。坂本到着~。


この交差点を左手に入ります。これが旧北國街道なんですね。これが又、これまで以上に急こう配の坂道なんです。一息入れて、水分補給して飴玉を口に入れて、「よし!」ありったけの軽いギヤにして、踏み出しました。坂本には急勾配にも拘わらず、中学校や小学校、郵便局もあります。旧街道沿いには時折、時代がかった建物や石仏などが見られます。


松崎になります。ここで、トキめき鉄道はねうまラインの踏切があり、渡ります。街道の左手に線路が移ったのですね。緩くなったりきつくなったりしながら、標高を上げて行きます。家は比較的新しい建物が多く、冬の雪対策で高床式に建てられていて、一見三階建てのように高々とした、立派な家が多く見られます。色とりどりの花達が咲いています。


かなり進んだ気がします。見覚えのある市屋の地名表示版を越え、そしてとうとう片貝橋に辿り着きました。路地に入ってさらに行きますと、視界が開け、山あいに田園風景が広がっています。はねうまラインの線路下を潜り、左折しますと目的地で~す!11時44分。28,57km。お~!振り返ると正面にMt妙高の威容が・・。その麓の平地には


線路が向こうの林から、手前の山の林に隠れるまで長~く繋がっています。どこか懐かしい昭和的な景色に見えます。昔見た映画の背景を連想させます。出来るなら青空が出て、太陽の光が降り注いでくれていたら、とは思いますが・・。いつ来てもここはほんとに素晴らしい宝物のような場所です。しばし景色の中に居ました。この先に小屋が見えます。


帰路はその作業小屋の前を通って、集落の中の道を下る事にします。緩やかな上り道を楽しむようにゆっくりと進んで行きます。おお、小屋の陰から人が出てきました。初老の夫人です。出会いがしらのようなタイミングで顔を見合わせました。「こんにちは」「こんちわ」脚を止めます。「絵を描いているんですか」画用紙の綴りを持っています。「はい」


「ホテルの人がここを紹介してくれたんです」「そうですか。日野正平さんの自転車番組で、NHKテレビでも紹介されたスポットなんですよ」「鎌倉から来たんですけど、ここはすばらしい景色ですねえ!」「鎌倉には逆に大勢の皆さんが行く所ですけど・・」「ダメですよ。何処も観光客だらけで」「そうですか。楽しんでご無事にお帰りになって下さい」


挨拶を交わして一期一会の時を心に刻みました。海抜280mから今度はダウンヒルです。人家のない山道。小枝や枯葉の落ちている林の中の舗装路。カーブを右に左に体を傾けながら下って行きます。ナント快適なんでしょう!喜びの声を出したくなるほどです。やがて五反田と言う看板の集落に入りました。長靴をはいたおじいさんが歩いています。


よく分かっていない道ですが、勘で曲がったり進んだりしています。出ましたね。北國街道の松崎です。左を見ますとトキ鉄の踏切が見えます。そうか、ここへ出るんだね。合点して右に曲がります。更に下りが続いて、往きに汗をかいて上った急坂も、あっと言う間に通り過ぎてしまいます。もったいないと思います。坂本交差点。直進して二本木駅へ。


お腹が空いています。駅舎の左側の線路が見える位置に、木材が丁度良い長椅子のように置いてあって、そこでおにぎりタイムにします。12時20分。32,83km。曇っていますが気温は高いようです。おにぎりを頬張っている時に、ホームにアナウンスが流れてきました。間もなく列車が入って来ました。青い色の車両に緑の車両が連結しています。


6両編成でトキ鉄列車としては長い車両編成ではないでしょうか。直江津行きのようです。ナント、そこへ更に別の妙高高原行き列車が入って来ました。2台の電車が並行してホームに入って来たのです。かなり珍しいタイミングでしょうね。これは緑色の車両3両編成です。スイッチバックは上りも下りでもするのでしょうか。同じ方向からの入線です。


カメラに収めました。面白いですね。少し寒くなってきました。帰りにします。更に下り道が続きます。随分道が荒れています。折角のダウンヒルなのに快適ではありません。リム打ちパンクが心配なほど、舗装の割れが続きます。新光電気前に来ました。ここからR292です。街中になって来ます。センチュリーライド上信越の帰路を思い出します。


今日はこのコースを帰る事にします。姫川原から関川・柳井田に来ますと、次は上越市になります。あの頃にはなかった新幹線駅 上越妙高駅があります。13時5分。45,12km。どんどん車の通行量が多くなって、信号も増えてきます。北風が困るので、帰宅の時にはよく富岡線を走るのですが、今日はこのまま上越大通りを行くつもりです。


今も北風が3m/hはありそうですが。軽量仕様のコルナゴ君は、少々のハンデを気にしないで走ってくれます。もっとも、乗っているボクが急いで走らないせいもあるのでしょうが。おそらく後、十数キロでしょうから、2時30分には帰宅できるカモ、でしょう。自転車の通り道は基本車道と言う事で、なるべく歩道を走らないようにしています。


路側帯の白線を利用して、車の通行にも気遣いをして走ります。大通りは結構厄介なものですね。南本町から高土町・木田と走って、新光町・石橋まで来ますと、ほら跨線橋が見えてきました。センチュリーライド上信越のゴールも近いのですが、橋を越えた辺りでコースアウトすることにします。直江津駅前を通って、我が家に今日も無事ゴールです。


13時50分でした。そして今日の走行距離は56,1km。日射しはなかったのですが、厚着と坂道で結構な汗をかきました。今日も走る事が出来た事に感謝しながら、疲れた脚をなでなでしてあげました。お疲れさ~ん。




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2024-05-12


2024年5月9日(木)    [曇り][晴れ] 清里・板倉・ゴールドラインへ


午後から晴れると言う予報に期待して、片付ける仕事を午前中に済ませて、その時を待ちました。目覚めた時の雨から曇りとなり、やがて厚い雲が段々薄くなって、明るさが出てきました。11時15分。準備OK!スタートです。25℃と言う数日前のバカ陽気から一転、10℃を切るほどの今朝の寒さです。長袖アンダーに半袖ジャージを重ねています。


今日も相棒は“コルナゴ君”です。カーボンフレームにジュラエースのDi2をつけて、油圧ディスクブレーキとカンパディープリム仕様で組み立てました。8kg前後の超軽量車です。さすがにランドナー君とは踏み出しが違いますね。その代わり横風には一寸慣れが必要かもです。ハンドル操作が不安定になりますから・・。いつものように河川敷です。


目的地は春からずっと思い続けていたボクの“ゴールドライン”県道184号線。清里から板倉へのあの道です。(三和 新井線と言うんですね)そこを目指して行きます。未だ空は青空はなく、雲が一面覆っていて、薄暗くさえ感じます。河川敷道路へ上がりますと、思いのほか脚が快調です。「そんなはずはない」「力が付いたのかな」正解は追い風でした。


土手の斜面では、数人の作業員が草刈り機で作業をしています。短くきれいに草が刈られて行きますが、黄色く咲いているタンポポの花なども、あっさりと刈られてしまうのですね。その先では動く刈り取り用車“ラジコン草刈機”が動いています。赤い車体のキャタピラー仕様の戦車みたいなのが、ラジコン操作で斜面を除草しています。面白いです!


河原からは、忙しく鳴いている鳥の声が聞えてきます。ヒバリは分かりますが、ほかの鳥は分かりません。突然「クエーン」と大きな声が聞こえてきましたが、あれは“キジ”だと思いました。時折ウオーキングをしている人がいます。追い抜く時に自転車の速さを実感します。25km/h以上出ている時があります。追い風って最高!でも帰りが・・。


11時39分。9,0km。中央橋。かなり明るくなってきました。僅かですが、青空も見えて来ています。鴨島から子安。国道を横切って下新町へ。ようやく田園風景の中に入ります。水鏡になっている田で、トラクターが“代掻き”作業をしています。早い所ではもう田植えが終わっている所もありますね。のどかな春の久比岐野の風景が見られます。


天野原新田角を左折して、いよいよ“青柳高田線”県道198号で、清里区を目指します。庭には見事な満開状態のツツジが、濃いピンク色に咲いています。が、その隣に咲く純白のツツジも又素晴らしい!時には上品に青紫のアヤメもあったりして、楽しいですね。正に春爛漫と言う時期ですね。土手には、ハルジオンかと思われる花が沢山咲いています。


もしかしたら、マーガレットとか除虫菊とかに似た“フランス菊”かもしれません。特定外来種並みに繁殖力が強いようです。稲塚から岡野を過ぎて、少しずつ脚に重みが加わって来た所で、「清里コミュニティプラザ」に着きました。12時8分。17,11km。もう空は雲の面積より青空の方がはるかに広くなって、背中がうっすらと汗ばんでいます。


時々「朝市」をやっているバス停のような屋根下で、おにぎりタイムに致します。時々車が通るだけで人の姿はありません。自然の空気の中で一人おにぎりを食べているこの幸せ。ず~っとここでぼんやりしていたい気分です。でもボクが目指した“ゴールドライン”が直ぐそこから始まるのです。さあ、行きましょう。ここ荒巻が始まりになります。


上深沢から上田島・東福島と集落が連なって行きます。左側に集落。右側は田園風景が広がっています。そして正面に“妙高連峰”です。ボクが走っている道は、ゆっくりとカーブしたり、わずかな起伏があったりで、最高の気分です。正にゴールドラインです。ただMt妙高の頂きは、今雲が掛かっていて、真っ青な青空に残雪の山並みとは行きませんが・・。


馬屋集落を抜けますと、「お~、ありました!」昨年秋に見つけて驚いたあの“リアルかかし”今年も春から早々と、しかも6人もいます。皆さん仲良く畑仕事をしています。鎌で草刈りをしている人。鍬で耕している人。野菜の種をまいている人。昨年秋には確か4人だったかと思いましたが、2人増えていますね。仲が良い集落の人達ですね。パチリ。


作った人のセンスがしのばれます。「おみごと!」と言いたい気持ちです。建物が無くなりますと、途端に横風がディープリムを揺らします。かなりの強風です。確か4m/hの風が吹くような事を予報していましたね。ハンドルの手に力が入ります。長塚を左折しますと、もうここは板倉区になります。おッ、黒いチョウチョが野草の上を飛んでいます。


チョウチョは今年初めて見ましたね。風の強い海辺より、上りのキツイ山よりも、こう言う平坦な山里の日射しの中のサイクリングが好きですねえ。“大廣寺”相変わらず立派な入り口です。参道にある大小の石仏は、威厳を感じます。更に先へ。風も未だありますし、少しの上り坂もありますが、、コルナゴ君は難なくクリアして進んでくれます。


山辺の交差点を右折しますと、12時55分。25,02km。“清水屋”につきました。板倉であれば目的地はどこでも良かったのですが、食べ物が一番魅力がありますので、ここのスーパーマーケットにしました。狙いはサツマイモです。それも“紅あずま”なんです。何処へ行っても“紅はるか”が全盛で、なかなかアズマ君を見つける事が出来ません。


そして今日の清水屋さんにも、未だ入荷していませんでした。半分残念!の気持ちです。あまり期待はしていませんでしたので・・。以前「もう少し先ですね」と言っていましたから。何も買わないで、さあ、帰路にしましょうか。来た道とは違って、県道30号線(新井柿崎線)から95号へ。そしてラーメンの春紀さん角を、186号緑ヶ丘団地方面へ。


何回も走っている道ですが、地名を中々覚えられません。緑ヶ丘団地の次は青葉団地ですね。知り合いの人も何人かが、ここに家を建てているかと思うのですが。会った事がありません。かなり大きな集落は稲増です。集落を通り過ぎてしばらく田園があって、その次は長者町(長者原)で、三郷小学校があるんですね。そして長者原の交差点で信号停止。


往く時に清里方面へ曲がって行った交差点です。直進しますと上新町・下新町で、上下合わせて200人強の人口と言う事です。国道8号線の車の流れが見えてきました。子安交差点を突っ切ると、いよいよ市内に入った感がします。のんびりゆったり自然の世界に浸って来たのに、子安・鴨島に入った途端、現実に引き戻されたような気がします。


いつものように、県道186号(板倉直江津線)通称富岡線に入ります。今日みたいな風のある日は、特にこの路線が有効です。道路は狭いのですが、それだから尚、車の運転も慎重運転になっているように思います。全く危険を感じた事はありません。人家が続きますと、景色に飽きる事がありません。色々な刺激が感じられて、面白いですよ。


稲田地内が続いた後、寺になり大日になります。だいにちスローライフビレッジとエスビーガーリックが見えてきます。以前程ではないのですが、カレーの匂いが漂っています。おいしい匂いです!おゝ、ウイングマーケットが見えて来ました。すでに富岡です。北陸高速道の下を潜りましても、ここらは未だ富岡地内なんですね。そして藤野新田です。


今上越で一番の繁華街になったセントラルスクエアは、かに池となっていますが藤野新田なのですね。そこを過ぎると下門前になるようです。ムサシもスタバも8号線交差点のカツヤもみんな下門前です。8号線を越えると春日新田に町名が変わります。ずっと春日新田を走った後、最後の角を左折すると直江津橋です。ここから中央1丁目になります。


14時13分。42,46km。今日も無事に終了、ゴールでした。それほど北西の風の影響も感じないで、良い日向ぼっこをして来ました。又晴天に行きたい、ボクのあのゴールドライン。上越って良いですねえ!



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