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2023-05-06


2023年5月4日(木) [晴れ][晴れ] 今日は孫とサイクリングです


大型連休の中でも、最もお天気がよいのが今日のようで、最高気温24℃にもなると言っています。孫(小6女子)との約束で、今日はお互いに“この後は無いかも・・”との思いがあって、9時30分。66才差の2人がイザ、スタートです。今年は既に一回行ってきた所ですが、孫の力を見るには丁度良い距離と坂道かと、今日の目指す目的地は“名立谷浜サービスエリア”にしました。ゆっくりのんびり春の日射しを楽しみながら・・・。


先ず直江津駅前から五智国分寺へ向かいます。走りながらその都度、サイクリングの基本を話します。乗り方降り方から変速シフトの事。ブレーキの掛け方やペダリングの仕方など、実践で覚えられます。乗っている自転車は小さいサイズのロードレーサーです。ゆっくり走ります。やがて五智国分寺に近づきます。お宮さん独特の笛と太鼓のメロディが聞こえて来ます。風向きなんでしょうか、よく聞こえます。御神輿さんが現れそうです。


国分寺の横口に着きました。自転車を持って、苔むして年期を感じさせる10段ほどの石段を上がります。国分寺さんはお寺ですから、このようなお祭りはしないはずですが・・。境内に露天商の準備をしている人達がいます。この境内には“白山神社”と言う神社もあるんですね。笛と太鼓の音は、ここからのスピーカーから流れていました。まるで国分寺さんがお祭りのように思えます。階段前には大きな吹き流し?が5本も立っています。


以前聞いた所、「只、便宜上置いておくだけなんですわ。屋根下ですから濡れなくていいですからね」という事でした。孫も初めて見る光景で「丁度良い日だったね」と。白山神社ではなくて、国分寺さんへのお参りをする人達が何人も来ます。ボク達も国分寺さんにお参りをしました。寒がりのボクも今日は暖かくて快適です。10時。では次に行きましょう。少し上り詰めて、今度は“屏風谷”を下ります。「下りの方が注意が必要だよ」


難なく虫生岩戸の町内に入りました。そして海の景色が目に飛び込んで来た所は、“久比岐サイクリングロード”のスタート地点です。直ぐにフィッシングセンター。10時10分。6,8km。今日の海の色はダークブルーですし、空の色は薄い白濁のスカイブルーです。少し向かい風が気になります。フィッシングセンターはもう開業していました。桟橋の向こうの釣り場には、大勢の人が釣り竿を持って、並んで居る姿が見えます。


浅瀬の“磯遊び”のコーナーにも親子連れが、何人も遊んでいます。これだけお天気が良いと、何をしていても気持ち良いですよね。立ち止まって少し眺めて居ました。長浜の集落へは、国道を手押し信号を使って横断します。喧騒の国道から離れて、落ち着いた街並みに入ります。庭の花達の中で、最も今元気が良いのは“ツツジ”ですね。色んな色のツツジがあるんですね。一般的には紫がかったピンクか、ただピンクだと思っていました。


目を射るようなオレンジ掛かった派手な赤。目立ちます!春は花のシーズンでもあるんですね。10時28分。8,5km。谷浜駅に立ち寄ります。ホームから案内の声が流れてきました。「10時35分発直江津行列車は、只今名立駅を出発致しました・・」今、鉄道マニアが「車両鉄」とか「撮り鉄」とか「音鉄」「乗り鉄」「時刻表鉄」など言われているようですが、基本、人って乗り物の動いている姿を見るのが、好きみたいですね。


では再出発です。久比岐サイクリングロードに入りますと、ライトが必要な“トンネル”に入ります。暖かい外からトンネルの中に入ると「寒い~!」と孫。ヒンヤリして気温差がかなりありそうです。抜けますと有間川です。もう何人かのサイクリストとすれ違いました。大型連休中ですもんね。「チワ~!」と挨拶を交わしあいながら、行き違います。少し先を急ぐように休憩無しで進みます。孫も慣れて乗り降りシフトなどスムースです。


有間川地内は国道とサイクリングロードとが並んで居ますので、直ぐ脇を走るようになってます。一寸緊張感がありますが、再び小高い所に離れますと、今度はトンネルが待っています。2個抜けました。“不動滝”で休憩にします。10時58分。14,38km。今日の滝は水量が少なめで、ゴーゴーと言うほどの勢いはありません。「おっ、」今までなかった“サイクルラック”が2セットおいてあります。「へ~!なるほどね~!」でも。


サイクルラックに掛けるより柵に寄り掛けた方が、自然の景色の中では絵になりますけどね・・。それにしても、サイクリストのための気遣いが嬉しいですね。さあ、間もなく今日のクライマックス、心臓破りの坂がもうすぐそこになっています。“名立谷浜IC”入り口を左折しますと、目にもはっきり分るほどの勾配が、眼前に展開されます。「ここからあそこの上まで走るんだよ。急がなくても良いけど、ボクはゆっくり行くからね」と、


フリーランの宣言をします。最初のうちはボクの後から着いてきたのですが、我慢が出来なくなったのでしょうか、すっ・すっ・と前に出て行き始めました。ボクも着いて行きたい所ですが、気持ちだけではどうにもなりません。脚より肺臓です。13年前に手術をしてから息切れするようになって、無理が出来なくなりました。それでも慣れた運動ですから、急がなければかなりの坂道でも、走る事が出来ます。かなり離されて上り詰めました。


「待ったかい?」「疲れた~!」「景色イイだろ」左手に日本海を見下ろす事が出来ます。海岸線に沿うように国道8号線が伸びて、小さく見える車が頻繁に走っているのが見えます。水分補給をして、先へ行きましょう。もう後僅か2kmです。それでも結構なアップダウンの道で、インナーギヤまで使う所もあるんです。やがてインターチェンジの料金ゲートが見えてきました。その手前を右手に入って、やがて突き当たりの駐車場になります。


到着で~す。11時30分。18,9km。自転車を角に止めてワイヤーロックを掛け、お弁当と水筒を持って階段を上がります。高速道路内に入りました。「ここ何処?」「車で走る高速道路のサービスエリアって知ってるだろ。ここが、そこなんだよ」海の見えるベンチで昼食タイムにします。母親が持たせたおかずと、カミさんが作ってくれたおかずが、見事にバッティングしていました。唐揚げ卵焼きです。顔を見合わせて笑っちゃいます!


かなり大勢の人がこの公園で遊んでいます。小さい子供を連れたファミリーや、老夫婦などが見えますね。暖かい空気の中、涼風に吹かれながら海を見下ろしてのおにぎりの味、たりませんなあ!孫も屈託のない顔で口を動かしています。もう来年になれば一緒には来ないでしょう。と予想しながら・・。食事の後でアイスを買ってあげようと売店を探しましたが、気に入ったものが見つからず、“うみてらす名立”に行く事にしました。


12時20分。お昼のお食事タイムの終了です。下りの注意点を話して、ゆっくりと標高約75mからのダウンヒルに入ります。注意しながらですが、やはり下りは楽だし速いです。孫はフッデッドレバー(ブレーキ シフトレバー)でのブレーキでは力が弱くて、「止まらないの」と、ハンドルに付けてある補助ブレーキを使って、スピードコントロールをして下りて来ました。名立の街並みの裏に続く、サイクリングロードを行きます。


何処のお宅の庭にも、春の花が色とりどり咲き競うように咲いています。何人ものサイクリストにすれ違いました。会釈とか言葉での挨拶とか、交わし合うのは良いものですね。国道を横断して、13時5分。うみてらす名立正面入り口に着きました。沢山の車と大勢の人で賑わっています。大型連休中と言う事で、何かイベントを催しているのでしょうね。入り口付近には何台もの“キッチンカー”がそれぞれの食べ物を販売しています。


兎に角、凄い人!サイクリスト3人組がサイクルラック横に座って、焼きそば?を食べています。「お~!久しぶり~」「あ~お久しぶりです!」かってよくお店に来てくれていたお客様でした。笑顔で少し談笑した後、孫のアイス探しです。これほどのファストフード販売のキッチンカーがありながら、アイスやソフトクリーム屋さんがないのです。玄関を入った右手にいつもある、自販機のアイスを買う事にしました。最高のお天気です!


これで帰り道になるのですが、孫は未だ帰るには走り足りないようで、「帰り道に谷浜公園に寄ろうか?」「ウン、そうしよう!」だって。「自転車なんて面白くない」って懲りるかも知れないと言う思いもあったのですが、以外にも女の子でも6年生にもなると、力が付いてくるのですね。体力ではボクはもう完敗のようです。サイクリングロードを戻ります。国道8号線は、午前中より又車の往来が、激しくなっているように見えます。


赤信号一つで何十台も車が繋がってしまいます。自転車って渋滞がないから便利です。有間川の街中を通り抜けて、県道269号、通称“土口谷浜停車場線”を右に曲がります。少しの上り坂になっていますが、孫はボクの前をグングン走ります。そして左折です。ここからグンと急勾配の上り道になります。車道には冬の滑り止めのための溝が、横に何本も切られていますので、ボクはいつも歩道を走ります。広いしどなたも通らないし・・。


やがて孫の姿は、ボクの視界から消えてしまいました。置いて行かれたのです。ドッグラン広場まで来ました。孫は行き過ぎて公園を走りすぎようとしてしまって、戻ってきました。ここは右折して、ドッグラン広場を回り込むように進みます。多目的広場には、ここにも沢山の親子連れが、遊具の周りで遊んでいます。滑り台や自転車乗りやバーベキューをやっている人など・・。子供さんの歓声が響いて、みんな楽しそうです。青い空です。


ボク達はぐるっと回って、“海の見える丘”に上がりました。足元にほんとに小さい黄色い花がびっしりと敷き詰めたように咲いています。“コメツブツメクサ”かも知れません。小さい花もみんな春が大好きなんですね。標高50mの丘から見下ろす日本海の景色は、今日も絶景です。しばし忘我の時間を過しました。国道を走る車が、右へも左へも繋がって動いているのが、小さく見えます。遠くMt.米山から直江津の工場の煙突が見えます。


その景色の下で、沢山の人達の生活があるんですね。14時5分。32,25kmです。「事故の無いように帰ろうか?」公園から長浜の街並みまで快適ダウンヒルです。「気を付けてね」孫はもうすっかりサイクリストになったようです。押しボタン信号で国道を渡って、海側のサイクリングロードを帰ります。未だ未だフィッシングセンターには、釣りを楽しんでいるお客様が沢山居ました。何がどれ程釣れるのでしょうかね。


そして郷津海水浴場にも、ドライブ客が沢山居ました。海に入っている人は居ませんし、サーファーもいませんけど、ファミリーで砂浜や波打ち際で遊んでいます。ここでもキャンピングカーで来ていたり、バーベキューを楽しんだりしている人達がかなりいます。みんな連休を満喫しているんですね。最高の五月晴れ・・・『元々は「梅雨の晴れ間」という意味と言う事ですが・・』ですね。“介護老人保健施設 国府の里”の裏手を抜けます。


“上越市立水族博物館 うみがたり”は、連日大盛況のようで、今日も一番遠くの駐車場からも沢山の人達が歩いています。道の両側向かい合って、ここにも何台かのキッチンカーが店を開いています。食べるものは、愛想が良いですしね。人が楽しそうにしているのを見るのは、逆よりよほど気持ち良いです。「世界中の人が笑顔になれれば良いのになあ」


なんて・・。今日も色々刺激を受けながら、孫とのサイクリングを経験してきました。14時48分。43km。無事に帰宅出来ました。最高の日光浴日和だったと思います。写真の出来上がりが楽しみです。




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