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2019-10-03

2019年10月2日(水)   [晴れ][晴れ]  残暑の秋ですね
今日も朝から快晴です。昨日も今日も30℃前後にまで気温も上がるようで、走らないではいられません。とりあえず自転車に跨がり家を出ました。今日のお相手は“チタン君”です。以前テスト走行した時に、今一調子が良くなかったので、その後本格的に調整してみました。今日はその結果を確かめたいとの気持ちもありました。何しろ脚力の衰えを、何とかカバーしようと言う事で、“楽できる部品”を使っているものですから・・。
8時38分。家をスタートします。明るい空の色。白い雲。降り注ぐ日射し。軽~いペダリング。春日新田から源入へ。行きつけのクルマ屋さんに寄っていきます。修理の支払いをします。事務員さんが、初めて見るボクの格好に「何処まで走って行かれるんですか?」「お天気も良いですし、40~50km走ろうかと思っているんです」と、ボク。「そんなにー!4~50kmって、どこら辺まで行くとその距離になるんですか?」
「今日はね、清里から板倉方面を考えているんです。多分そのくらいで50km位でしょう」「行くだけじゃなくて帰りもあるから大変ですよね!凄いわ!」「これからやってみませんか?」「ダメダメ。私なんか10kmも走れないわ」乗った事のない人は、それほど大変でもない事が分からないんですよね。9時。蟹池交差点から謙信大橋を渡って、関川河川道路の左岸を上ります。向かい風が、ギヤを一段又一段と大きい方へ変えさせます。
“赤とんぼ”がやたらに飛んでいます。自転車を走らせながら、顔を振って避けなければならないくらい、飛び交っています。希につがいになっているのもいます。もうこんな平地に下りて来たんでしょうかね。草むらからはキリギリスとかコオロギの鳴き声が聞こえています。土手の法面の柿の木には、オレンジ入りに色づいた実が、沢山成っています。もうそう言う季節なんですね。季節の移り変わりの速さに驚かされます。
幾つかの橋の下を潜ります。9時20分頃になって、ようやく風向きが追い風になって来たようです。“チタン君”の調子も是好調です。ボクの3台の自転車の中で、この“チタン君”が重量的には一番軽いようです。最後の橋の“中央橋”も下を潜りました。河川敷道路をここ終点まで走り詰めた事がなかったので、何か小さい新鮮な気持ちが沸いてきています。9時40分。“志んはこい橋”です。12,8km。日焼けするかも・・!
左折して“やぶの川辺公園”を通りすぎ“今池”地区も過ぎますと、R18に出ます。国道を横断する格好で、直進してひたすら清里区を目指します。左右が段々田園風景になって、のどかな広々とした田圃の景色になって来ました。コスモスの花のピンクが目に入って来ます。背中が少し暑いくらいですが、元々寒いより暑い方が好きなので、凄く快適です。僅かずつ脚に重みが感じられ、軽いギヤに段々シフトダウンしてしまいます。
10時8分。軽く汗ばんだ所で“清里区総合事務所”に着きました。19,8km。バス停の屋根下のベンチで休憩です。今日も朝市をやっているようです。何人かの、多分地元の人達でしょう、話し声や笑い声が聞こえて来ます。汗と息切れと少しの空腹感を解消するべく、飲んだり食べたりして元気をお腹に注入です。さて、清里の空気の中を走りましょう。東頸城の山々が迫っているその麓の、緩やかにカーブしている平坦な道。
なんて気持ちの良い道なんでしょう。急ぐ必要も無いけど、脚を止めて見るものもない、只坦々と田舎道が続いています。馬屋(まや)。この辺り未だ稲刈りの終わっていない田が結構あります。茶色の地面が多い中に、稲穂の黄色い長方形がそこここにあります。やがて清里区から板倉区に入りました。10時28分。田屋です。りっぱな茅葺き民家があります。“鴨井家住宅” と看板に書かれています。黒い塀に囲まれた重々しい雰囲気です。
昔の庄屋さんの家で、今この建物は国の登録有形文化財なのだそうです。なるほどね!程なく宮嶋小学校が見えます。そして“曽根田”の交差点を過ぎて、“山部”を更に直進しますと、新幹線の下を潜るようになって、右手に“恵信尼記念館”が有ります。ここが一応今日の目的地になります。10時47分。28,6km。玄関前に市のマイクロバスが、エンジンを掛けたまま停車しています。ボクが一口羊羹を口に入れようとした時に・・。
小団体が記念館から出て来ました。シニアの方々の団体です。ボクをチラッと見てバスに皆さん乗り込みました。羊羹を口に入れるタイミングが悪い!一寸気まずい気持ちです。記念館を出ますと直ぐ脇に道があります。行きますとT字路です。右手には“清水屋”さんが見えます。左に走りますと、“熊川”交差点に出ます。そして帰り道です。針から田井を通り、工場団地に入ります。無くなった水とおにぎりを求めて、コンビニにです。
そこからは“島田橋”が目の前です。関川を超えて右折しますと、島田の部落に入ります。車がすれ違えないほど狭い道ですが、良く車が通ります。道なりに行きますと、R18との交差点になります。突っ切って二股の道を右に入ります。この辺りの道はあまり馴染みがないので、家並みそのものが刺激的です。今、目立つ庭の花は何でしょうか。
飽きないうちに“やぶの川辺公園”前に出ました。後は来た道、関川河川敷を逆走するだけです。反対向きになると全く違う景色になって、コレも又楽しいものですね。11時43分。42,1km。“土橋”辺りになるんでしょうか。空腹です。丁度土手道の道幅が広くなっている所があります。ベンチもあります。川の流れやこれから向かう方向の橋を見ながら、おにぎりの補給食です。見えるのは春日山橋と上信越自動車道でしょうか。
その向こうに黄色いアーチ状の欄干が見えています。謙信公大橋ですね。一人レーサーが、直江津方面から高田方面に疾走していきました。一寸お互いに会釈を交わしました。午前中のスカイブルーの明るさが、今は薄い雲が立ちこめて、日射しが柔らかくなっています。おにぎりの美味しさを体一杯味わって、再びスタートです。何回も通り慣れている道なのに、いつも橋の下を潜る道を忘れて、戻り道をしてしまいます。
他では見ない景色ですが、労災病院裏に近づいた所に釣り人がいました。今日もここまで見なかったのですが、二人並んで、3~4m離れて川に向かって糸を垂れています。一人は帽子の下から白髪が覗いている年齢の人です。もう一人は明らかに30代前後の若い男性です。ボクも子供の頃、この川で釣り遊びをしました。今でも昔と同じように“フナ”とか“ハゼ”と“鯉”とかが釣れるんでしょうか。今度聞いてみようかな。
12時10分。家に到着です。今日の走行距離は48kmでした。早くシャワーを使いたいなあ。

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