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2023-10-20


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2023-10-20


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2023-10-20


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2023-10-05


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2023-10-05

愛想良く「いらっしゃい。ありがとうございます。」と迎えてくれます。毎年来ていますが、知り合いとは言えませんので、お互いに顔を合わせても分りません。準備したり専用の栗焼き機で焼くのはこのお父さんなんでしょうね。テーブルの紙袋の栗を販売するのは、若いお姉さんです。娘さんかな?お嫁さんかな?応対は柔らかい口調で好感です。

二袋、小さめのレジ袋に入れて貰って、それをハンドルに括ります。空の半分位が青空になってきました。心ウキウキ帰路に致しましょう。焼き栗をゲットしたのと、ここまで難なく来られた喜びとで、楽しさ一杯に成っているのでしょう。北代を戻るように下新保から島倉を・・。農家の裏庭から、何かを燃やしている青白い煙が、モクモクと空に流れています。秋ですなあ!帰り道は神田方面に右折しないで、直進します。

この道沿いに三和中学校の正門があります。この道、県道43号線なんですね。やがて新柿線、錦交差点に出ます。直進します。ため池があって視界が開けます。すっかり青空になった空から、眩しく日差しが降り注いで来ます。田圃が続く向こうに三和(東頸城)の山並みがとても美しく見えます。スマホカメラに収めて行きましょう。この景色一人で見るのはもったいない!今日のボクの心には、そんな風に貴重品に見えました。

そう言えば、小泉辺りでしたか、すっかり稲刈りが終わった田圃ばかりの筈なのに、未だ黄金色の稲が残って居る田が数枚ありました。品種によって稲刈り時期が違うのでしょうか?思わぬ景色にこれもカメラに残しましたね。さあ、駒林から米町に・・。諏訪小学校はもう上真砂です。勝名寺の四ツ角を過ぎますと“いなほ園”関連の建物が建ち並んでいます。田園の交差点も、大きい道なりに自然に左へ向かうまま進みます。

小猿屋の外れ(もしかして富岡の外れ?)を右折します。戸野目川に沿った生活道路でしょう。出来るだけ車の通行量の少ない小道を選びます。三田の交差点も直進です。やがて右手に有田小学校が見えてきます。この道はそんなに頻繁に通らないので、景色が新鮮です。蛇行する戸野目川を何回か渡って行きますと、安江の団地に入りました。程なく国道8号線に到達します。横断して住宅街をかたくなに直進しますと、国道253号線です。

我が家までもう直ぐです。暖かい日射しを受けて、11時10分。30,97kmで汗ばみながらのゴールでした。距離もコースも買い物も、そしてお天気も全て二重丸の“お久しぶりラン”でした。「イイもんだねえ!自転車って!」

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2023-06-23

2023年6月21日(水)  [曇り][晴れ][曇り]     よし、今日は飛山まで行こう!


明日からお天気が悪くなりそうな予報です。そうでしょうね、梅雨のシーズン中なんですからね・・。それにしても今日の予報の最高気温の高い事!「31℃に成るかも知れません。熱中症に十分ご注意下さい。特に高齢者に方は、喉の渇きを自覚されない事があります」だって。ボクの事を言ってるみたいです。若い時からあまり水分は取らない方でしたから。カミさんにも特と「水分補給してね!」と言われて、8時55分スタートします。


家では23℃でした。カンカン照りではなく、薄い雲が空全体を覆っています。今年初めて半袖短パンスタイルです。「焼けないように」と言われているのですが、日焼け止めクリームを使って肌を出してみました。やはり直接肌に風が触れるのは、快感ですね。朝の街中は車も殆ど通りません。海岸通りへ出ました。浜辺にも人の姿は、探さなければ見つけられないほど、どなたも出ていません。一人いました。、犬の散歩のおじいさんでした。


今朝の日本海は静かに広がっていて、小さい波が打ち寄せているばかりです。それでも自転車のボクには、向かい風と分るほどの風は感じます。脚が体が重ダルいです。2週間ぶりの所為でしょうか。昨日まで根気を詰めて体を使っていた所為でしょうか。いつもゆっくりペースなのに、今朝は更に軽いギヤで、体に負担を掛けないような走り方をしています。未だ開館前でしょうか“うみがたり”も、ひっそりとしています。郷津海岸です。


道の左側の狭い土地に、アジサイの花(木)が、ずっと横並びに植わっています。きれいに見て頂くための手入れは、大変な事でしょうに・・。感謝です。更にその先の左手斜面に、新しい建物が見えます。海を見るには絶好の位置です。未だ開店してないようですが、カフェのようです。最高のロケーションですが、年間を通してお客さんが来てくれると良いですね。街が賑わうのって嬉しい事です。そして街が少しづつ変化しているんですね。


9時17分。5,13km。フィッシングセンター。ここも人けが無く、静かな海です。長浜。今日は街中を走らないで、国道沿いの自転車道を行く事にします。街外れまで来ますと、どうしても国道の反対側へ渡らなければ成りません。ボタン式信号機を押すタイミングを計ります。車の往来が切れた時を待ちます。特に大型トラックなどは、ボクのために停めるのは、申し訳ない気持ちです。車が切れたのを確認して、ボタンを押しました。


少し行きますと、“長浜トンネル”が待っています。最近県外の人が「“久比岐サイクリングロード”を走りに来たんですよ。電車の廃線跡を走るなんて、興味ありますし、何より電車が走っていたトンネルを走るなんて、素晴らしいじゃないですか」と、言っていました。そうなのか、と改めて認識し直したものでした。トンネル内に電気はついていますが、やはり自分の自転車からの照明は必需品ですね。テールも点滅にします。ヒヤッとします。


外気との温度差です。こんなにもトンネル内って寒いんだ!むき出してる両手両足に冷気が包みます。約460m程のモグラサイクリングから出ますと、明るさと暖かさで、開放感を一杯味わえます。トンネルを抜けますと、程なく有間川です。橋下の河口で大きな音を立てて、工事をして居ます。何だろう?分らないまま、先へ進みます。暫く国道に沿って自転車道が続いています。左手上の、トキ鉄ひすい線有間川駅に列車が入って来ました。


自転車道が国道から離れます。人家の裏側を走ります。途端に目に飛び込んでくるのは、色とりどりの花たちです。今のメインはアジサイですね。アジサイだけでも色んな色と形がありますね。他にも目を引くのはアオイの花です。背が高いのと派手なカラーで目立ちます。ボクの印象ではアオイは真夏の花と思っていたのですが、もうその時期なんでしょうか。移りゆく景色を楽しみながら、先を目指します。次は“青木坂トンネル”です。


321mと長浜トンネルよりは短いのですが、中の照明がやや暗いです。どうしても自分のライトが頼りになりますね。ここは“吉原”で、左の急坂を上がると“鍋ヶ浦”なんですね。更に又“乳母岳トンネル”461mが続きます。この上は“茶屋ヶ原”でしょう。山が日本海にせり出していて、トンネルより仕方が無かったんですね。2つのトンネルを抜けますと、良い所に“不動滝”があって、休憩所になっている絶景ポイントがあります。


滝は大量の水が流れていませんで、小さくて静かな滝になっていました。今日は休憩無しで行きます。ここからは直ぐに名立の街並みに入ります。人家の裏を通る久比岐サイクリングロードを行かないで、そのまま直進して街中を行く事にします。家並みを走りますと、目から刺激を受けて、走る事に飽きません。10時10分。16,64km。名立川に到着しました。ここから名立谷へ左折します。未だ何となく体に力が漲りません。


困ったもんです。でもゆっくり行きます。相変わらず、空はどんより曇空です。幾分かの風は、ここからは追い風気味になります。名立川に沿ってバス終点の“東飛山”を目指します。標高約230m距離14kmぐらいかな?走っていると、桑取り谷と比べてしまいます。こちらの方が道幅も広いし、極端なアップダウンがありません。車もそれなりに通りますが、あまり危険は感じません。道の脇に咲く花々を、ゆっくり鑑賞出来ます。


やんわりとした上り道を、やんわりと進んでいきます。木造の宝田小学校が左奥に見えます。幾つかの集落を通過します。ここは折井と言う所のようです。雁田神社の標識看板があります。もうボクには用事はないですが・・。道の右手に神社の鳥居があります。フト気が付いたのですが、鳥居に掛けられた太いしめ縄が、金色なのです。「お~!(珍しい!)」作ってから塗ったのでしょうか、それとも縄のうちから金色にして置いたのでしょうか。


どんな意味が込められているのでしょう。10時42分。23,23km。越後森郵便局です。これまでまばらな集落もありましたが、この辺り家並みが続いています。ですから郵便局もあるんですね。それと感心したのは、この長い名立谷の道の所々に、フラワーロードと言うかフラワーラインと言うか、花が沢山植えられていて、見事に景色を美しく彩っています。人口減少の昨今なのに、この手入れ整備はほんとに素晴らしいものですね。


水分補給をしながら、緩やかな上り道を進みます。名立川と着かず離れず、平行して道は続きます。やはり桑取川と違うのは、急流がない事です。ゴロゴロとした大小の石が、川の中にありますが、川幅が広いのか水量が少ないのか落差が小さいのか、ザーザー大きな音を立てて、渓流の様相をして居ません。11時2分。26,45km。“ろばた館”です。日射しが出て来たのと、それなりの坂道だったのとで、背中が汗ばんでいます。


日陰で休憩です。一口羊羹を口に入れます。駐車場には10台ほどの車が停まっています。この施設も閉鎖になると言う話を、聞きいていますが・・?さあ、もうそれほど遠くはないでしょう、東飛山は。何かここへ来てようやく、体調が戻ったような気がします。脚の力が強くなった訳ではありませんが、体に力が入ってきました。瀬戸地区に掛かる橋の向こう側に“いわおの石仏群”があります。岩をくり抜いた斜面に石仏が置かれています。


・・・『33体からなる石仏群は、名立谷の巌橋の東岸の絶壁にあります。江戸時代に、川に流される犠牲者が相次いだことは川底に住む竜のしわざだという噂がたちました。この竜から逃れるために観音像を1体だけ江戸末期に祭ったのが最初だといわれています。その後、橋の架け替えなどで場所を移し、昭和の終わり頃には土砂崩壊から守るために、現在のように安置して祭られています』・・・なんだそうです。今は側まで行けませんね。


もう少しもう少しと、自分に言い聞かせながら、ギヤを総動員してペダリングを続けます。子供の文字かと思われる連続看板に“ひまわりと蛍の里”とあります。何か嬉しい気持ちになります。ずっと遠景だった山々が、もう目の前に近づいて居ます。お~、集落に入りました。バス停の看板に“東飛山下”と書かれています。道幅が一段と広くなって、川や田などがきれいに整備されています。更に進みますと今度は“東飛山中”のバス停です。


突然びっくりするほど大きな音がしました。オルゴールです。直ぐ左手の建物辺りから、大音響で音楽が流れてきたのです。ジャスト11時30分。農作業の人に正午の30分前に知らせるのですね。川向こうの田圃のあぜ道に、軽トラが止まっています。側におじさんが一人作業をしています。草刈り機を使っています。ご苦労様です。1m位ありそうな、背の高いアヤメ(菖蒲?)が元気一杯、美しい紫紺の花を咲かせています。きれいです!


名立地区公民館不動分館があります。とても名立谷の突き当たりの集落とは思えない明るい開けた世界です。それでもかっての茅葺き屋根を、赤いトタンできれいに囲った民家が、あちこちに見られます。かなり山の斜面にまで人家があります。又、斜面の地形を表すように、何十年か経っている家を、しっかり支えて来た土留めの玉石が、歴史を表しています。建設会社が、畳屋さんが、そして酒屋さんがあります。自販機もありますね。


最上流になった名立川は、川幅も狭く水量も多くはありません。ここ東飛山地区は約30世帯80数人が住んでいるという事です。ゆっくり景色を眺めながら進みます。集落のはずれまで来ました。もう少し行ける所まで行きますか。段々道幅が狭くなって、勾配もある程度険しくなってきています。“幸倉橋”を渡りますと、尚一層山道になります。11時30分。30,71km。折り返す事にします。辺り一面自然に囲まれた世界です。


後での情報ですが、この橋辺りで熊が出没したと言います。ヤレヤレ!東飛山中に公園があったのを見つけていました。川の流れを見下ろす土手際に“不動なかよし公園”があります。東屋風の屋根の下に、石造りのテーブルとイスがあります。電動式かと思われる水車も横に付いています。11時45分。今日はここでおにぎりタイムです。丁度良いほどの空腹を感じています。体調がいつも通りになっています。暑くもなく寒くもありません。


少しの海風が気持ち良いです。刻んだ梅やシソが入った“ユカリ”で握ったおにぎりの、塩味と酸味が絶妙にうまいです。大きめのおにぎり1個が食べ終わってから、デザート?の一口羊羹です。十分深呼吸をして、森林浴と同じように体に空気を吸い込んで、さあ、帰路にしましょうか。帰路は殆どダウンヒルです。極端な坂もなかったので、長~い下り道です。と思っていたのですが、下り始めて見ますと、飛山地内は結構な急坂です。


こんな坂道を上がって来たのかと、ボクの頑張りに拍手をしたい気持ちになりました。簡単に“いわおの石仏群”に戻りました。橋を渡ると、今まで左側に流れていた川が右手側に移ります。ろばた館も通り過ぎました。桑取り谷に比べて道幅が広いのと、アップダウンが殆ど無いので快適ではありますが、変化が少なくて目を引く絶景にも乏しいかな?という感じがします。北陸新幹線のガード下を潜り、越後森を通過します。薄曇りです。


かなり下ったかと思いましたが、5,5km位で未だ半分も下っていません。嬉しいような、結構14kmって長いものなんだなあと言う、実感です。やがて宝田小学校が見え、ひすい線の鉄橋や北陸高速道の高~い橋脚が見えた時には、旅から戻った気持ちになりました。名立郵便局角に到着です。12時30分。44,61km。帰りは久比岐サイクリングロードを走りましょう。それにしても、今日は他のサイクリストに会いませんね。


「暑い」と言われた所為かな?海が見える自転車道の、2つのトンネルを潜りますと、不動滝です。今度は休憩します。滝を眺めながら、もう一つのおにぎりを頂く事にします。水量の少ない滝は、やっと30℃位の末広がり状態に流れ落ちています。サイクルラックが2台置いてあります。休日には大勢このロードを利用しているのでしょうね。サイクリングロードの途中に、数カ所のファストフードのお店なんかがあると、嬉しいですね。


さて2つのトンネルを続けて抜けますと、もう直江津港辺りの工場群の、煙突などが見えてきます。有間川地内で2箇所の工事中現場があります。誘導員さんが親切に指示してくれます。更にもう一つトンネルを抜けますと、もうそこは谷浜です。ボタン式信号機をタイミングを計って押し、渡ります。ここまで来ますと、感覚的には直江津へ戻った気持ちなのですが、意外と長い郷津海岸ですし、 国府の里の坂がもう1つ待っています。


クリアして“うみがたり”が見えて、ようやく我が家に帰ったと実感出来ます。13時45分。無事に我が家に到着で~す。今日の総走行距離は61,46kmでした。往きは約2時間50分。帰りは1時間50分。体調も往きと帰りとかなり違っていましたから。でも自転車って下りがあって、救われますよね。でも「あ~!疲れた!」暫くお風呂から出られませんでした。冷たい飲み物が欲しいなあ!



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2023-06-08


2023年6月7日(水) [晴れ][曇り][晴れ]  念願の“板山不動尊”へ


朝からずいぶん暖かい日です。我が家でも22℃ あります。記憶が無くなるほどずっと以前、行った覚えのある“板山不動尊”に行ってみたいと、昨年辺りから思っていたのですが、今日ようやくその日がやって来ました。往復60km超の距離と、車でも行く事のない初めての(じゃないかも知れないのですが・・)道の事。山深い板山地区であると言う事。など考えると、色んな条件が揃うのを待っていたのです。今日行きます!


9時5分前。スタートです。強い日射しが降り注いで、朝から寒さ知らずです。日焼け止めクリームを塗った顔に、クリップ式のサングラスを付けて、ギラギラを防ぎます。寒がりのボクですが、夏用メッシュ長袖アンダーシャツに半袖ジャージ。下はロングタイツで、日焼け予防対策姿です。これでも温かいを通り過ぎて、汗ばむ予感がします。3月4月でも、時に20℃越えの日もありますが、直射日光の当たる所だけの温もりです。


顔にあたる風は冷たいです。でも今は違います。空気全体が暖かいです。幸い今朝は追い風のようで、いつもより快調なペダリングです。あんなに景色全体が春色だった花たちも、今は落ち着いて、庭に行儀良く、比較的小さい花が品良く咲いています。確実に季節は初夏に移っているのですね。草木も田圃の稲も、緑一色の世界を作っています。“板山不動尊”は大島区にありますので、車の往来が激しい国道253号線を走っています。


浦川原に入った所で、庭に咲く花に、黒い大きい蝶がまとわっていました。詳しい事は分りませんが、なんとかアゲハ蝶かと思います。今年チョウチョを見たのは初めてです。何となく、ボクだけが発見した気に成っています。9時45分。うらがわら駅です。ここまで16,05km。水分補給と小休止です。いつもの通り、静かな駅周辺の雰囲気です。落ち着きます。ここは、“デマンドバス停留所”に成っています。経営と住民の利便性。


何をやるにも、人口が少ない所は難しいですね。一息入れて、さあ、行きますか!片道約30kmだとすると、もう半分以上来た事になります。一寸嬉しい気持ち!しかし段々上り道になるはずです。少しずつ車の通りがまばらになって来た道を、ひたすら大島目指して走ります。段々ローギアを使う時間が多くなって来ました。未だ頑張って、インナーギヤは使っていません。保倉隧道を抜けますと、今は休館の“ゆあみ”です。寂しい!


人家が途絶えて、山道風?の国道になります。右側は保倉川が流れ、左側は山肌が迫っています。更に進みます。やがて“森の駅大島青空市場”が見えてきました。大島区に入ったんですね。道の右側にある市場はパスして、帰り道に寄る事にします。何だか調子が出て来たみたいです。ルンルン。緩い上り道を気持ち良く走ります。時折日射しが雲に遮られますと、辺りが薄暗くなり、気分も萎れてしまいます。もう背中が汗ばんでいます。


太陽の光って気持ちまで左右させますね。10時25分。“太平橋”です。25,36km。ここからいよいよ胸突き八丁になります。大平交差点を抜けますと、ギュ~ンとジェットコースターのような上り道が、行く手に立ちはだかります。松代町へ抜ける為には通らなければならない難所です。ボクが今日行く板山は、途中で県道13号線へ左折なので、儀明トンネルまでは行かないのですが・・・。そこまで約2km。当然インナーローです。


ゆっくりゆっくり上がっていきます。電光板が24℃を表示しています。もうこれ以上軽いギヤはないのに、何回かシフトレバーのボタンを押してみました。2kmって何て長いんでしょう!時々車が、こんな坂道でも、難なく走り去って行きます。車って楽だよな~!10時40分。ようやく県道13号線との分岐点に辿り着きました。27,2km。足を着いて振り返ります。見ても急坂は一目で確認できます。ここから一寸ダウンヒルです。


下り道は嬉しいのですが、何故か心配が先立ちます。この後どんなしっぺ返しが待っているのだろうかと。折角ここまで上ってきたのに、下り道にならなくてもいいのになあ!(ブツブツ)下り道は結構続きます。今この時を喜ぶ事にしました。ボクの記憶に残っていないこの道には、又意外な景色の発見等もありまして、飽きません。何回かスマホカメラに、景色を写し取りました。そしてやはり、このまま下りっぱなしではありませんでした。


重くなったペダルを、ウンショ・ウンショっと踏み込みます。11時5分。標識がありました。“板山不動尊⇒”ヨッシャ!右に曲がると直ぐに、もっと大きな“不動尊入り口”の立て看板と、“月の岩屋不動尊”と彫られた石柱が立っています。着きました。30,9km。参道は先ず、道路から石の階段を下って行くようになっています。クリートの着いたシューズで、階段下りは一寸心許ないので、金属パイプの柵に掴まりました。


「ウワッ!」全然頼りにならない、ぐらぐらの柵です。数十段の石段を危なっかしい足取りで下りました。その後は歩きやすい平ら道になります。小川に掛かる木の橋を渡ったり、鬱蒼とした林の中に、ご神木かと思われる杉の大木の横を歩いたり、僅かな距離で行き着きました。板山不動尊の謂れが書かれた看板があります。右手には滝が音立てて落ちています。薄暗い雰囲気の中で、大きな岩の下がえぐられたように、洞窟状になっています。


入り口は背丈より大きい空間ですが、中は直ぐ突き当たるほど狭くて、高さも低~くなっています。その一番低い奥に、小さな石仏が横一列に一杯並んでいます。一体何体あるんでしょう!凄い霊魂が漂っている気がします。中央にあるもう一寸大きい不動様の前のお賽銭箱に、気持ちを入れて手を合わせました。辺りに何かが漂っているような雰囲気を感じます。一寸気が付いたのは、仏様ですが、左右に狛犬が立っていますね。???。


・・・『上越市指定文化財の一つになっている板山不動尊は、昔から近郷近在の人々の信仰も厚く、参詣者が絶えません。間口約30メートル、奥行き約13メートル、高さ平均約2メートルの半月形水成洞窟の中に不動尊がまつられ、百数十体からの石仏が安置されています。石仏はその数の多さから、何度数えても数が合わないという言い伝えがあり、また、不動明王は目の病に霊験あらたかであると言われています。昔は、毎年お盆になると、


寄せ相撲や盆踊りなどが行われて、賑わったということです。洞窟の右手には不動滝があります。修験者が住みついて修行をした場所であるとも言われ、清冽な水が流れ落ちるさまは、神聖な雰囲気を醸し出しています』・・・なんだそうです。小さい石仏さん達には、赤や白などの前掛けが付けられていて、整然と並んで居ます。見送られるようにそこを後にしました。何だか、来たかった所に来られて、ほんとに良かった、と心から思いました。


帰路は気が楽です。基本的にダウンヒルになるからです。スピードが出すぎるほどの国道253号線の下り道を、一気に大平まで下りて来ました。寄り道をしましょう。以前珍しいお菓子を見つけて購入した地元スーパーの“やまざくら”へ寄ってみる事にします。広くはない店内ですが、生鮮品から生活必需品が揃っています。勝手知ったる・・で、お菓子コーナーへ行きます。「何か美味しい物は無いでしょうかね」「何が良いでしょうか?」


若い女性店員さんが、お菓子を並べ直しています。以前あったボクの好きなお菓子は、見つかりませんでした。他に買う物も無く、少し残念な気持ちでお店を出ました。11時20分です。空腹を覚えてきました。来た道を帰ります。ダウンヒルは快適!の筈です。なのに、スピードが出ません。向かい風です。折角の下り坂なのに・・・。11時50分。“森の駅大島青空市場”です。37,8km。ここでもボクは、時々買い物をします。


“紅あずま”でもないかな?と入りました。何処に行っても“紅はるか”ばかりです。今のトレンドなんですね。やはりここにもありませんでした。いつもある“しんこ餅”もありません。失意の気持ちで!再度自転車の人に・・。(トホホ)12時16分。うらがわら駅です。45,16km。指定席みたいにいつも使っているベンチで、おにぎりタイムにします。あんなにお腹が空いていたはずなのに、一個でお腹が満たされました。


元気が出た所で、再び風に向かって一路我が家へ。何回も走っている道なので、景色に覚えがあって、直ぐにも着くような気でいるのですが、気持ちと実際とはかけ離れていて、そんなに簡単に、16kmはひとっ飛びというわけにはいきませんね。この頃50kmを越えますと、脚にかなりの疲労感を感じます。柔(やわ)ですね~!上越テクノセンターの大きな建物が見え、三ツ屋交差点に着いた時には、お~!と、安堵しました。


この交差点から我が家までは、およそ2kmなんです。今度ばかりはほんとに「ヨシ、到着だ」と思えました。13時25分。61,23kmで、とうとう「ただいま~」となりました。往きの上り道と帰りの向かい風で、かなり「お疲れ様」状態になってしまいました。お風呂の中から暫く出る事が出来ませんでした。体重が1,5kg減っていましたよ。それでも今日のサイクリングは、充実感一杯で良かったです。次何処へ行こうかな?




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2023-05-26


2023年5月24日(水)  [曇り][晴れ]   久しぶりに遠征ランです


コロナ禍依頼、自粛してきた“県外遠征ラン”を久しぶりに、再開する事にしました。今回連れがいるからでもあります。一人で走るのは、気楽で良いものですが、二人は二人の良さ、会話が出来ると言う良さですね。見る物の視点が違っていたり、逆に同意見だったりで面白いです。同行者は女性のDKさんです。元々当店の“初心者サイクリング”から始めた人でしたが、今はもう立派なサイクリストです。地元は一人でも走れますので・・。


長野市の豊野体育館駐車場を10時18分スタートしました。雲の合間から時々陽が射す空です。段々良くなる予報に期待です。県道399号線の狭い道を走ります。所々に旧街道の面影を残している建物や大木などが、目に心に残る景色です。ここは元は“北国街道”だったのです。車が走らなければ尚、素敵な旧街道サイクリングに成るのですが・・。道にせり出すほど近くまで、それぞれのお宅の庭からは、花が咲き競って見えます。


今特に目に付く花は、“バラ”ですね。色んな色のバラがありますが、最も強烈に目を射るのは真紅です。大きく成長した木に、真っ赤な花を沢山咲かせている“バラ”は素晴らしいの一言です。長野でもこれからが、バラの花の見頃になるのですね。雰囲気を楽しんでいる内に、浅野の交差点に来ました。直進です。ここからは国道117号線です。今日の目的地は中野市郊外の“高野辰之記念館”です。ボクにとっても久しぶりの訪問です。


風がかなり吹いています。多少向かい風のようですが、上り道の勾配のつらさなのか、どちらなのか分りにくいです。 “高野辰之”・・・ 『高野辰之は、1876年(明治9年)4月13日、長野県水内郡永江村(現中野市)に生まれました。厳しい父のもとで土蔵に隠れて本をむさぼり読むという向学の志にあふれた少年でした。長野県尋常師範学校(現信州大学教育学部)に入学。この頃から、千首あまりの和歌を作っていたといわれます。


国が初めて発行した「尋常小学唱歌」を編纂する一方で、「故郷」「朧月夜」「春の小川」「春が来た」「紅葉」などの文部省唱歌、全国の校歌や中山晋平作曲の「飯山小唄」などを作詞しました。記念館は高野氏が教鞭をとった永江学校・永田尋常小学校のほど近く、永田小学校旧校舎の跡地に建っています』・・・と言う事で、再度訪問したくなるような雰囲気の記念館です。今日の連れは初めての所という事で、楽しみにしているようです。


国道117号線脇にはJR飯山線が、そして、その向こうに千曲川が流れています。更にその向こうに広がっている中野市の市街の背後には、大きく立ちはだかっているような山並が・・。北志賀高原でしょう。そんな景色を見ながら、車の通行を気にしつつ、国道の上り道を風に逆らって進んでいきます。アヤメの青紫やマーガレットの白。カラフルカラーのスミレやムスカリの青。春はほんとに、景色が花色で彩られています。やがて・・、


11時。9,5km。豊田消防署角です。ようやく国道を離れられます。一気に心安まる田舎景色の中に入りました。樹齢何年かと言うような大木が、枝を広げて歴史を語っています。左手側には川(斑川まだらがわ )が音立てて流れ、橋の向こうに集落が点在して居ます。庭に咲く、又は野に咲く花達が、ボク達を歓迎してくれているかのようです。思わず二人とも自転車を停めて、スマホカメラで写真撮影です。タイムトラベルのようです。


「イイですねえ!この雰囲気」とDKさん。ボクも大好きな景色です。ボク達はこの風景の中を進みます。雲の端から太陽が出て来ました。明るさと気温がグッと上がった気がします。平らな直線道路ではありません。上ったり一寸下ったり、又上ったり上ったりしながら進みます。段々川の音が渓流のようなザアザアと騒がしい音になって来ています。車の通りの少ない狭い道を、気持ち軽やかに、ペダルも・・? 記念館へ1,5kmの看板。


何だかもっとこの景色の中にいたいなあ、の思いを持ちながら、ゆっくり景色の中の一部になったような気持ちで進みます。11時30分。13,1km。見覚えのある“高野辰之記念館”の建物に着きました。白いなまこ壁の蔵造りです。お屋敷の入り口から、花壇に整然と咲く、ジャーマンアイリスがお迎えしてくれますし、“紅葉”の歌碑が、高野辰之氏の世界に引き込んでくれます。奥の蔵に続く道の両側には、シロツメ草が一杯です!


正面入り口は、今屋根の修繕で緑のネットで覆われて居ます。中の展示物などは以前とあまり変りが無さそうに見えました。今の入館者は数名です。DKさんはかなり熱心に見学しています。ボクは先に外に出て待っていました。降り注ぐ太陽の光が気持ち良いです。建物の外の道などには、風は未だありますね。のぼり旗が激しくはためいています。殆ど人気のない山あいのここ永江には、お店やさんがありません。もちろん食堂もです。


記念館から出て来たDKさんに「お腹空きませんか?」「ええ、空きました」「どこかでお昼にしましょうか」「はい、良いですね」ここから国道117号へは、そんなに離れては居ません。向かいます。途中“真宝寺”に寄ります。“おぼろ月夜”の鐘があります。 ♪ ~ かわずの鳴くねも 鐘の音も さながらかすめる おぼろ月夜 ~ ♪ の鐘ですね。立派な鐘楼です。直ぐ目に入ってきます。屋根だけ新しく造られたのですね。


囲いの塀に自転車を二台停めさせて頂いて“ふるさと遊歩道”を少し歩いて来ます。クリートの着いたシューズで、石畳状の遊歩道を慎重に歩きます。遊歩道もアップダウンがあります。小さな木の橋も渡ります。この小川が斑川で“春の小川”や“かの川”だと言う事です。そんな謂れ(いわれ)を聞いて歩きますと、高野辰之氏がここを見ると後世に残る歌になるんだなあ、と思いひとしおです。お互いに、カメラで記録を残しまくりました。


遊歩道を一周しないで、戻ります。気持ちは満たされましたが、お腹は満たされていません。さあ、行きましょう。3km弱で117号線“道の駅 ふるさと豊田”です。12時30分。14,9km。それほど混み合っても居ませんが、程よくテーブルが塞がっています。長野のご当地グルメ“たれカツ丼”を二人とも注文です。セルフサービスですが、出来た注文品を知らせる女性スタッフさんの声が、良く通る声で素晴らしい!です。


カツもボリュームがありますが、ご飯の量もボクにはかなり多めです。甘辛いタレも濃い味で久しぶりに満足感満点の食事でした。いつも家庭では薄味で作って貰っていますから、たまに外食すると「ウマいなあ!」と濃い味が懐かしく感じます。外に出ますと従業員のお母さんが「自転車でどちらから?」と愛想良く尋ねてくれました。「上越なんですけど、今日は豊野から高野辰之記念館を見学に来たんです」「そうですかありがとうございます」


「私の家は、記念館の直ぐ後なんですよ」「え~そうなんですか!良い所に住んでいるんですね」と、ほんの僅かな会話でしたが、心和む気がしました。さて、帰り道になります。「DKさん、このまま国道117を下って行きますか?それとも田舎道を帰りますか?」「国道はイヤですね。景色を見ながら行きませんか」と言う事で、再び永江に戻ります。左折しますと来た道になりますが、道なりに直進します。県道362号線です。


大方ダウンヒルかと思っていましたが、そうでも無くて山道の結構なアップダウンが続きます。今一快晴になりきれなくて、雲に日射しが遮られますと薄暗くなりますし、風が寒く感じます。14時07分。22km。飯綱町赤塩。ここから459号に分岐します。直進は平坦路が続いていますが、分岐点からボク達が進む道は、結構な上り坂が見えています。「先に行って良いですよ」「はい」言う間に、すーっと簡単に前を走って行きました。


カーブで姿が見えなくなって、一人旅になったボクは、いつものペースで走れます。うろ覚えのボクの記憶では、それほど長い坂道ではないと思っていたのですが、それでも600m。標高差51mありました。視界が開けたりんご畑の景色の中に、DKさんが一息ついていました。りんご畑の向こうには、北信五岳の黒姫山と飯綱山かと思われる山が大きく見えています。山道が続いていたこれまでとは違って、雄大な景色が開けています。


深呼吸したい気分です。でも、どうも今日は黄砂でしょうか、二人とも喉の調子が良くありません。「えっ!えっ!」と咳払いです。普段もっといい声して居るんだけど・・!と二人。笑い合いました。何とかこの景色もカメラに収めたいと、試行錯誤。アングルを考えてみましたが、うまくこの景色を撮る事は出来ませんでした。目に焼付ける事にします。何てイイ気持ちなんでしょう!行く先には未だ、山が立ち塞がって見えます。


国道を走っていればもうかれこれ、豊野に入っているかも知れなかったかな?。それでも今日は雨の心配は無さそうなので気持ちは楽です。気になっていた正面の山は、脇をすり抜けるように殆どがダウンヒルでした。途中道路工事中で交互通行の箇所もありましたが、狭い道幅を右に左に体を傾けながら、快適に下って行きます。山合いでは風の影響も無しに、叫びたくなるような気持ち良さです。上りの苦労のご褒美ですね。キャホー!


楽しい時間は早く終わってしまいます。国道18号線、大倉交差点に来てしまいました。かって“センチュリーライド上信越”でチェックポイントとして使わせて頂いた“チェン脱着所”前を通ります。懐かしい色々なシーンが蘇ります。浅野交差点を右折しますと、スタート地点の豊野体育館までは、来た道を帰ります。来た時とは又視点が反対になる所為か、新たに見える物もあるものですね。楽しい楽しいと思いながらの到着でした。


14時52分。32,2kmでした。距離の割に起伏もあったし、景色も変化があって充実の一日だったと思いました。「良かったです!コースも景色もお天気も・・!」とDKさん。帰り道に飯山の元会員さんの“福田屋さん”に寄って久しぶりに顔を見てきました。お菓子屋さんですから、こちらのお店得意の“柏餅”を買って帰りました。餅の厚さが凄いです。餅好きのボクには最高の柏餅です。お勧めですよ。遠征ランは良いものですね。



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2023-05-20


2023年5月18日(木) [晴れ][晴れ]  この春未だ行ってなかった・・


晴天に恵まれています当店の定休日。今日も通常の“晴”なんてものではない位の、最高気温31℃と言う真夏日の快晴予報です。未だ5月だというのに・・。ボクにとっては寒いより、どれ程有り難い事か!ですが。「逆に“熱中症”にご注意を・・」と、警告の放送がやたら流れてきます。そうかな?注意しなければ体がおかしくなるのかな?ボクは今まで、熱中症にはっきりとかかった事は無いと思っていますが・・。注意をしましょうか。


11時25分のスタートです。夏物の長袖アンダーに半袖ジャージと、ロングタイツです。風も北風3m/hは吹くと言いますので、海に一番近い港湾道路を走ります。追い風になるからです。そして火力発電のある、人工島の取り付け道路と成っている、海岸道路に入りました。今日の行き先は“猿毛”です。柿崎区のはずれ、Mt.米山の裾野にひっそりと肩寄せ合っている小さな集落です。数年前からここの景色の虜になってしまいました。


人家のない海岸道路ですが、それでも野に咲く花が日射しを浴びて、春を謳歌しています。ボクの知っている花は“浜昼顔”と“ガザニア”くらいです。発電所のある人工島には大きく“INPEX”と書かれたタンクが2基と、ピカピカと強い光を発している電球のついた太い煙突が威容を放っています。この光はかなり強力なので、遠く名立辺りからも見えます。調べてみますと『白色航空障害灯』と言うもののようです。・・・


『カメラのフラッシュのように閃光を発する航空障害灯で、中光度と高光度の物があり、60m以上の煙突・鉄塔で昼間障害標識を設置しない場合に、中光度の白色航空障害灯の設置が義務付けられている。150m以上の煙突・鉄塔には高光度の白色航空障害灯が設置を義務付けられている。超高層ビルには白色航空障害灯は設置しない。』と言う事が分りました。・・・ 海を見ながらそして背中を風で押されながら、快適に進みます。


沢山の車が停まっている所に来ました。釣り場なんですね。人工島を守るように突き出た堤防上で、沢山の釣り人達が釣り糸を下げています。今何が釣れるのでしょう。駐車場の場所から更に先へ行きますと、海岸が砂浜になって、そこでは磯釣りの人達が海に向かってほぼ等間隔に並んで居ます。やはりお互いに、糸が絡まないように立つ位置を考えているのでしょうね。景色としても美しいなと思いました。“大潟漁港”があります。


波消し防波堤に囲われた小さな漁港ですが、何艘かの漁船が停泊しています。今まで気が付きませんでした。海の景色を堪能した後は、内陸です。この海岸通り4,6kmでした。県道129号線(通称 犀潟柿崎線)です。今度は人家の庭の花が、それぞれに自己主張をしています。春は全ての生き物が力一杯育っていくんですね。適度なアップダウンと、直線道路ばかりではないこの道です。飽きる事なく柿崎中心部に来ました。住吉町交差点。


19km。右折して国道8号線へ向かいます。街中なのにここは又、キツ目の坂道です。旭町交差点を直進して、いよいよ県道25号(柿崎小国線)です。今しがた12時を過ぎました。少しお腹が空いてきたようです。下小野までは人家が続いていますし、道幅も広くありません。もぐもぐタイムを取る場所はありません。下小野のY字交差点を左手に入ります。グッと静かな田園地帯の風情になります。人家より田畑が多くなりました。


田圃には植えられたばかりと思われる早苗が整然と、緑の穂先を風になびかせています。張られた水の上に5~6cm程顔を出している稲の赤ちゃん達です。背中が段々温かく?(暑く?)なってきました。サイクリングには良いお天気過ぎるのかな?ボクは体に応えているとは感じていませんが・・。米山寺の信号を通り、圓田神社・楞厳寺等を目にしながら、やがて上中山入り口に着きました。入り口付近では道路工事中でした。


13時8分。27,3km。いよいよ左折で猿毛への道になります。今日一番の坂道です。かなり気温が上がっています。今が30℃なのかもしれないぞ!柿崎川浄水場の前をゆっくり進みます。日陰を探します。道の反対側には道路半分位迄の木陰があります。反対側に自転車を寄せて、坂の途中ですが休憩を入れる事にします。ヤレヤレ!舗装路に尻をついて、水分補給と遅まきながらのおにぎりタイムにします。お~おう、うまい!


坂道の途中の休憩は、やはり落ち着かない姿勢です。平らな所が見る限り未だ無さそうですし・・。背中は汗ばんでいますが、顔や頭などには流れるほどの汗は出ていません。汗かきの人から見れば「うらやましい!」と言われそうですが、逆にそれほど寒がりやなんでしょうね。お腹に力が入ってきました。ヨシ、参るぞ。少しの休憩でも疲労が回復しますね。それともお腹へ入れた食べ物から力が出てくるのでしょうか。脚も軽くなりました。


ペダリングが凄く楽になりました。一瞬かも知れませんが・・。田植えの終わった棚田の水鏡が、向こうの尾神岳を映して、美しい日本の春の景色を作っています。イイね~!ゆっくりとしか走れないこんな坂道ですが、ボクにとって実に幸せな良い時間です。“上中山小学校跡”の石碑を見たり“馬頭観世音”の石碑を見たりしながら、進みます。・・・ 『馬が移動や荷運びの手段として使われることが多く、これに伴い馬が急死した


路傍や芝先(馬捨場)などに馬頭観音が多く祀られ、動物への供養塔としての意味合いが強くなった。「馬頭観世音」の文字だけ彫られた石碑は、多くが愛馬への供養として祀られたものである。』だ、そうです。 ・・・ 楽しんでいる内にやがて、猿毛の集落が見えてきました。集落の入り口に並ぶ石仏達も、以前と変わらずに並んでいて、ボクを出迎えてくれているようです。集落の真ん中を流れる猿毛川の今日は、流れが静かです。


水量が極端に少ないです。何か物足りない気持ちになりますね。水田に使われているためでしょうか。いつもなら集落の真ん中をゴウゴウ・ザーザーと音立てて、渓流の趣なのですが、今日は静かに小川のように温和しく流れています。この辺りは田圃ではなく畑が広がっています。手前の畑には沢山の花の畝(うね)が並んで居ます。以前聞いた時には「除虫菊ですわね。内田和漢薬から依頼されて作っているんですよ」って、言ってました。


かなり大きく成長した茎になっていますが、未だ花の部分はつぼみ状態です。稲も早狩りして、薬用として出荷している話を聞いた事がありました。色んな生活があるんですね。いつものように、集落の中心にある公民館のような建物の前に到着です。バス停にも成っています。13時28分。29,7km。建物の入り口を良く見ますと、“営農組合サルゲ”の看板が掛けられています。昼休み時間の今は、誰一人外には出ていません。


自然の音だけの世界です。川の音、林を抜ける風の音、セキレイ?の鳴き声。暫くこの空気の中に浸ります。風も音からして3m/h位ありそうです。帰りが一寸心配。朝から出ていれば、この先“水野”までいくかも知れなかったのですが、今日はこれで帰る事にします。下ります。下り始めて実感するのですが、舗装路の荒れですね。冬の除雪の所為でしょうか、路面からの振動が、かなり手に体に響いてきます。快適ではありません。


スピードを緩めます。向かい風なので、あまりスピードが出過ぎる事もないのですが、更に慎重にコース取りをしながら下ります。来た道を戻ります。ゆっくり鑑賞しながら走った景色も、帰路はあっという間に後に飛び去っていきます。下小野を左折して吉川区方面へ方向転換します。まともに向かい風だったここまでの道でしたが、少し方向を変える事で、横風になったようです。楽になりました。14時20分。原之町。40,8km。


ボクが一番良く使うここからのコース、県道78号から240号です。ここもそんなに平ら道ではありませんが、激しい勾配はありません。上増田交差点まで約7kmあります。この後、頸城区の百間町迄がおよそ4km。そして日の出町交差点までが約5km。で、後3km弱で我が家に到着します。クリップ式のサングラスを付けて、目を保護していましたが、帰宅頃にはサングラスのスモークカラーが、ない方が良いようになりました。


今日の走行距離は59,1km。15時28分。無事到着でした。行って来ると、満足感、充実感が満たされます。あの景色は素晴らしい!です。





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