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2020-04-16

2020年4月15日(水)[晴れ][晴れ]   いよいよ、R405に挑戦します


凄いです。今日も朝から晴天です。天気予報通り、暖かな一日になりそうで、嬉しくなる今日の始まりです。以前からNSさんが「一緒に走りましょう」と言っていましたのが、今日なんです。8時35分。家を出まして、リージョンで落ち合います。軽くミーティング後、8時53分。二人揃ってのスタートです。若い彼ですし、トライアスロンもやるレーサーですので、のんびりランしか出来ないボクとでは、ペースが全く合わないのですが・・・。


「のんびりが、良いんです」と言う事でボクペースで走ります。ボクとしては一人で走るとしても、行き先は決めていました。今シーズン今日で4回目のチャレンジとして、“R405”コースです。牧区から安塚区に向かっての山道コースで、自宅から自宅まで一周すると、ほぼ60km走るコースになります。過去春先には何回も走っている、いつものコースですが、脚慣らしが出来ていないと挫折しそうな、それなりの坂道です。


“上越三和南線”に入ると、右手の遠景に、未だ十分白い雪を被っている、妙高山や火打ち岳が美しい姿を見せています。その手前の中景の山は、大毛無山と南葉山なのでしょう。筋状の白い残雪部分と、山肌のブルーグレーの部分との縞模様の山になっています。左側に目を移しますと、これから行く東頸城の山々が、これも縞模様の“富岡ホワイト”の世界です。何て美しいくびき野の春なのでしょう!


未だ手の着けていない田圃のその法面には、小さい草たちがびっしりと緑色の世界を作っています。黄色い小さい花は“タンポポ”ですね。この上越三和南線に入れば、もう道なりに一直線で三和区に入れます。直江津高田辺りの桜は、先週とは全く違って、もう葉桜状態になってしまっています。ほんとに、花の命は・・・ですね。代って風景を彩っているのは、“芝桜”の白とピンクです。木の上から地上に主役が入れ替わりました。


チューリップも負けじとカラフルな景色を作ってくれています。9時42分。9,9km。途中“芳沢記念館”で一息入れます。温和しいNSさんはボクの前に出ようとはしないで、ボクの為すままに同調してくれます。ボクと走ってほんとに楽しいのかな?でも、この道も当然この記念館も知らなかったようで、興味深げに案内板を読んでいます。三和区に近づくにつれて、“スイセン”が道の端に整然と並んで咲いています。


ボクは勝手に“スイセン街道”と心の中で名付けました。どなたかが丹精込めて植えて育てたんでしょう。美しくて素敵で目と心を癒やしてくれます。飯田川に掛かる小さな橋を通過すると、ここから三和西部産業団地になります。中小の色々な会社が立ち並んでいます。ここには又、団地中に沢山の桜の木があって、散り落ちた花より、まだ咲いている花の方が遙かに多く、辺り一面桜色の世界を作っています。外を走るのって、快適ですね。


景色が変わって、走っているのが飽きません。ですから、疲れも忘れてしまいます。(カナ?)三和区地内を暫く走ります。少しずつ上り勾配になって居るようです。脚に敏感に感じます。道端の草花達がそんなボクを慰めてくれます。時折見かける花木は“花桃”でしょうか。桜のピンクの中でも、ピンクがかなり強いので目立ちます。妙高山がかなり右手後方になって、代わりに牧区の山々が近づいています。10時15分。17,9km。


“宮口古墳”です。ここも桜の花で、古墳群が埋まってしまっているようです。未だ未だ見頃です。軽乗用車がボク達が休憩している空き地に入ってきました。お母さんが下りて来て、桜観賞のようです。ボク達は出発です。いよいよこれから、牧区の坂道コースに、突入する事になります。田圃からカエルの声が聞こえてきました。今年初めてかも知れません。かなりの急坂をゆっくりゆっくり進みます。「NSさん、先に行ってて。」


言うが早いか、スッ スッ と、前に行きます。正に坂の途中にある交差点で、信号待ちをしている間に、いとも簡単にNSさんの姿が見えなくなって、行ってしまいました。10時40分。21,7km。ボクはマイペースで(仕方なく)行きます。山道独特のくねった幾つかのカーブを過ぎますと、いつも安らぐ“水芭蕉”のある所までやってきました。今日はもう時期が終わったようで、たった一輪、色あせた花を付けた株がありました。


この花をここに植えて育てていた道の向かいの人は、今はもう家ごとなくなっています。老夫婦で住んでいたようですが、どちらかがお亡くなりになって、家を壊して、息子さんの所へ移ったようだと聞いたことがあります。ここを通るといつも、ボクとおかあさんとで立ち話をしていたことが、思い出されます。更に先を目指しペダリングを開始します。どうしたことでしょう!ここまで、トリプルギヤのインナーギヤを未だ使っていません。


何回も走っている道なのに、上り詰めの“東屋”に、「もう着くはず」の当てが、何回も外れます。そこへ、向こうから一人サイクリストが下りて来ます。「お~!」と思いながら、挨拶の心構えでいましたら、NSさんではありませんか。待ちくたびれて下ってきたのですね。再びボクの後ろについて、縦に並んでの走行です。時折虫が顔の周りにまとわりつきます。嫌な季節になって来るんですね。モンシロチョウが一匹(頭)飛んでいます。


11時14分。26km。“東屋”です。ヤレヤレ!温和しいNSさんですが、それでも二人の会話を楽しみました。山の空気を十分吸い込んだ後、「下り道に気を付けて、行きますか」少し空腹を感じますが・・。飴を口に入れて、イザ!以前は体重に任せて、思い切って下り道を楽しんだものですが、最近は転倒した時の事を頭に思い浮かべ、かなり慎重に、スピードを殺して下っていきます。ブレーキングで手が疲れる位です。


下りばかりではなく、再び上らなければならない道が何カ所かあります。下りモードの脚で、すかさず上り

モードに戻すのは、人間の体ってそんなに簡単でないようで、切り替わりません。ペダリングが凄く重く感じます。高谷の地名を見つけると、ホットしました。牧区の終わりです。“無人市”にいつも興味がありますが、あまり開いている時にぶつかりません。そして“弁慶滝”今日の滝は、ほどほどの水量で落ちています。


もう一踏ん張りです。“R405”と“朴ノ木”方面へ行く道との交差点に来ました。山道の終了を告げる交差点です。左にハンドルを切ります。このコース一番の急勾配を下っていきます。11時51分。32,7km。“専敬寺”です。約7km弱のダウンヒルでした。お寺前の、門前の有り難い言葉をいつものように読みます。NSさんも読んでいました。温和しいので、感想も聞けませんでしたが・・。かなりお腹が空きました。


「どこかでお昼を食べますか?もう少しあとでもいい?」「後でいいです」物静かです。一口羊羹でとりあえずの空腹をなだめましょう。脇道を行かないで「真っ直ぐ帰路にしますね」「良いですよ」なのに。小黒川が見えてきた所から、ボクの気が変わりました。川に沿って見事な“桜並木”が続いて居るではありませんか!満開の桜が延々と、川の土手に沿って連なっています。その見事なこと!


大きく枝を広げた大樹が、見事な花を咲かせています。「この川に沿って下りましょう」「えゝ良いですよ」と言ったように判断しました。温和しいNSさんですから。桜並木に沿って道も整備されています。歩行者はもちろん自転車も危険無く走れますし、車も通れます。桜の花の下を気持ち良くサイクリングだなんて、何という夢のような時でしょう。水曜日の所為かほとんど人は居ません。終点までおよそ7kmに渡っての桜ロードです。


橋を渡ってメイン道路に出ますと、程なく“虫川大杉駅”に着きます。12時25分。40,9km。「直江津に着いてから、マリーンドリーム能生まで行って来ようかと思っているんです」と温和しい声でつぶやきます。NSさん。「それじゃ、早く行った方が良いよ」とボク。「時間があればの話で・・。」又ゆっくりペースで、R253の裏道コースを帰ります。結構な起伏をクリアしながら、徐々に直江津に近づいて行きます。


最終的には交通量の多いR253を走る事になりますが、あまり楽しい気持ちで走れません。“上名柄”に着きました。目指していたご飯所です。“寿司割烹池田屋”さん。以前には交差点角にあったお店だったのですが、今は少し左折して国道より奥に位置しています。今、13時15分。さすがにお店は空いていまして「どこにでもお座り下さい」と奥さん?に案内されます。靴を脱ぐのが面倒という理由で、カウンターに座りました。


お寿司屋さんですから、ご主人がカウンターの中で、いつでも握れるような位置にいます。“鉄火丼”のボクとNSさんの“B定食セット”の注文をしました。板前さんの奥さんでしょう。先ほど案内してくれた女性が、運んできました。比較的早くて感じが良かったです。お腹も空いていましたが、最近食べた海鮮丼の中でも、一番旨かったと思います。おすすめのお店になりそうです。NSさんも「・・・」満足したように取れました。


もう一息です。狭い国道の端を走る事で、緊張しながら14時20分。60,5kmで、我が家に到着です。ボクには十分のコースと距離でしたが、NSさんは、温和しく能生に向けて走り出していきました。若いって素晴らしいですね。今日も良い天気!でした。



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